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メルヴィル “真実の語り手”になった鯨捕り

出版社名 国書刊行会
出版年月 2016年5月
ISBNコード 978-4-336-06024-2
4-336-06024-X
税込価格 5,060円
頁数・縦 397,25P 22cm

商品内容

要旨

モービィ・ディックはなぜ「白い」のか?メムノンの石とは何か?クラーケンとは何なのか―?米文学の代表的作家メルヴィルの謎と神秘を解き明かし、象徴性の深層へ潜行して、メルヴィル文学の本質を開示する書。

目次

第1章 『タイピー』を通して見る白い鯨―直截な白人文明糾弾から象徴的断罪へ
第2章 『オムー』に見る半文明化されたタヒチとモーレア―南海の楽園を侵食する白人キリスト教文明の功罪
第3章 『マーディ』での若きメルヴィル―喪失と幻滅
第4章 『レッドバーン』―貧困と死
第5章 『ホワイト・ジャケット』―元軍艦乗組員メルヴィル
第6章 『モービィ・ディック』―メルヴィルvs.白人キリスト教文明
第7章 『ピエール』
第8章 『幸福な失敗』と『フィドル弾き』―凡庸と幸福
第9章 『信用詐欺師』―愛と不信
第10章 メルヴィルと鮫―どちらがより残虐か、鮫か人間か?

著者紹介

五十嵐 博 (イガラシ ヒロシ)  
1950年3月、新潟県生まれ。現在、日本大学理工学部非常勤講師。明治大学文学部卒業。同大学文学部文学研究科英米文学専攻修士課程単位取得満期退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)