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ようこそアラブへ 母親にだけは逆らえない、社会は元から不平等、試験官だってズルをする???不可解で魅力的なアラブ人

出版社名 国書刊行会
出版年月 2016年12月
ISBNコード 978-4-336-06101-0
4-336-06101-7
税込価格 1,980円
頁数・縦 223P 20cm

商品内容

要旨

内戦がくすぶる中東社会で、燦然と輝き続ける未来都市ドバイ。高賃金、安全、宗教的な保護を求め世界中から集まる人々は、自らの能力を頼りに未来を掴もうと凌ぎあっている。その姿はまた未来の世界の縮図でもある。世界人口の四分の一となったムスリムの思考や価値観を、日常生活を綴った身近なエッセイの中で解き明かす本著。そこに見える必然は、新鮮な驚きに満ちている。

目次

第1章 湾岸アラブ(UAE)の人々(眼力
年末を飾ったもの ほか)
第2章 アラブからみた日本人(変化のあと
得手、不得手)
第3章 言うは簡単でも―イスラームの奨励する断食、慈愛、孝行(それぞれの抵抗
不平等の法則)
第4章 家族とわたし(暑い盛りのラマダーン
キリの箱)

著者紹介

ハムダ なおこ (ハムダ ナオコ)  
日本UAE文化センター代表、エッセイスト。1989年早稲田大学文学部文芸科卒。1990年、UAE男性と国際結婚し、UAEに移住。3男2女をもうける。2005〜09年、アラブ・イスラームの生活について勉強会を主宰。その後、日本人に向けて講演、エッセイなどでUAE社会を紹介し続ける。2008年、日本UAE文化センターを創設。日本文化をUAE地域社会に、UAE文化を日本社会に伝える活動を続けている。2012年、第8回「文芸思潮」エッセイ賞受賞。2015年、第3回「潮」アジア・太平洋ノンフィクション賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)