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シリーズ宗教学再考 9

比較宗教学 ひとつの歴史/物語

  • 島薗進/〔ほか〕編集委員
  • エリック・J・シャープ/著 久保田浩/監修 江川純一/監修 シュルーター智子/監修 シュルーター智子/訳 藁科智恵/訳 渡邉頼陽/訳 小藤朋保/訳
出版社名 国書刊行会
出版年月 2023年12月
ISBNコード 978-4-336-07119-4
4-336-07119-5
税込価格 7,480円
頁数・縦 553,35P 22cm
シリーズ名 シリーズ宗教学再考

商品内容

要旨

一九七〇〜八〇年代―宗教研究が国際的共通言語になった時代。比較宗教という人間の営みをめぐって「学問史」というかつてない切り口で一石を投じた画期的なる著作。古代ギリシアを起点に中世を概観し、神学、歴史学、心理学、社会学、人類学の動向に目を配りながら、近代における諸展開を跡付ける。紡ぎ出された「比較宗教学」という「ひとつの物語」は、宗教研究の来し方を回顧し、行く末を展望する。宗教研究史理解に必須の一冊。

目次

第1章 比較宗教学の先駆者たち
第2章 「ひとつしか知らない者は、何も知らない」
第3章 「ダーウィニズムがそれを可能にする」
第4章 トーテミズムと呪術
第5章 宗教的経験の諸相あれこれ
第6章 学問的な承認を求めて
第7章 比較可能な宗教、絶対的な宗教
第8章 文化と歴史
第9章 宗教と無意識
第10章 宗教現象学
第11章 宗教間の対話に向けて?
第12章 二十年間にわたる国際的な論争―一九五〇‐一九七〇年
第13章 比較宗教学から宗教研究へ

著者紹介

シャープ,エリック・ジョン (シャープ,エリックジョン)   Sharpe,Eric John
1933‐2000。1933年イングランド・ランカスター生まれ。マンチェスター大学でS・G・F・ブランドンから比較宗教学を学んだのち、スウェーデンのウプサラ大学神学部に留学し、Dr.theol.取得。1966年マンチェスター大学、1970年ランカスター大学に着任、アメリカとカナダの大学でも客員教員を務める。ブランドンの死後、1971年から1975年まで国際宗教史学協会(IAHR)の事務局長代理。1977年シドニー大学に新設された宗教学講座の教授に就任。インドおよびヒンドゥー教について、キリスト教宣教と西洋における受容の観点から研究する一方、比較宗教学・宗教研究の方法論に強い関心を持ち続けた
久保田 浩 (クボタ ヒロシ)  
1965年島根県生まれ。2003年ドイツ連邦共和国テュービンゲン大学にてDr.phil.(Religions‐wissenschaft)取得。明治学院大学国際学部教授
江川 純一 (エガワ ジュンイチ)  
1974年福井県生まれ。2008年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得満期退学。博士(文学)。明治学院大学国際学部付属研究所研究員、桐朋学園大学非常勤講師
シュルーター 智子 (シュルーター トモコ)  
1974年岩手県生まれ。2015年立教大学大学院キリスト教学研究科博士課程後期課程満期退学。博士(文学)。北海道大学高等教育推進機構特任助教
藁科 智恵 (ワラシナ チエ)  
1983年静岡県生まれ。2016年東京外国語大学大学院地域文化研究科博士後期課程単位取得満期退学。博士(学術)。日本大学国際関係学部助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)