商品内容
要旨 |
あの戦争についての客観的評価なら耳に胼胝が出来るほどさんざん聞かされてきた。「客観的」というのは名ばかりで、戦勝国の「主観」に彩られていない戦争の見方など何ひとつなかった。そこで私は不図思った。やれ主観的だ客観的だのと言うからいけないのだ。思い切って「主体的」という語を敢えて使ってみればよいではないか。日本人はあの戦争を間違いなく主観的にではなく、主体的に戦ったはずだ。しかし主体的な戦いの歴史は書かれているだろうか。『天皇と原爆』はそこを目指した著作だと言ってよいだろう。(本巻後記より) |
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目次 |
1 現代世界史放談 |