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ドーキングの戦い ある英国篤志隊員の回想録

出版社名 国書刊行会
出版年月 2025年3月
ISBNコード 978-4-336-07506-2
4-336-07506-9
税込価格 2,640円
頁数・縦 196P 20cm

商品内容

要旨

19世紀の英国社会を揺るがした国家滅亡の物語。1871年、一人の英国軍人が描いた祖国崩壊の未来予測。侵略の悪夢と平和の儚さを突きつけたヴィクトリア朝の衝撃ベストセラー、待望の翻訳!『宇宙戦争』(H.G.ウェルズ)を生んだ元祖・架空戦記!「あの悲劇は容易に防げたはずだった。ああ、すべてが遅すぎたのだ!」ヨーロッパで勢力を拡大する隣国の大軍が、ついに英国本土へ侵攻。英国軍は兵士をかき集め決死の抵抗を試みるも、敵軍の猛攻に崩壊していく。静かな田園地帯ドーキングは、祖国の命運を賭けた決戦の地と化した―。50年後、生き残った兵士が孫たちに語る、祖国崩壊の回想録。未来を託す者たちに伝えたい「敗戦の真実」とは?―

著者紹介

深町 悟 (フカマチ サトル)  
1980年福岡生まれ。神戸大学国際文化学研究科専任講師。二十世紀転換期の侵攻小説などを研究
チェスニー,ジョージ・トムキンズ (チェスニー,ジョージトムキンズ)   Chesney,George Tomkyns
1830年にイングランドのデヴォン州ティバートンで生まれる。軍人家系に育ち、東インド会社軍事神学校を卒業後、ベンガル工兵隊に入隊。インドでは公共事業の発展や土木工学大学の設立に尽力するなど、指導的な役割を果たした。軍の効率化に関する論文や本も執筆し、1871年に小説『ドーキングの戦い』を発表。その後もイギリス軍の近代化を訴え続け、後の軍事戦略や防衛政策に大きな影響を与えた。晩年は政治家としても活動し、1895年に65歳で没した。最終階級は陸軍大将(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)