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詩人たちの自然誌 一九世紀初頭ドイツ語圏の文学と科学

出版社名 国書刊行会
出版年月 2025年2月
ISBNコード 978-4-336-07731-8
4-336-07731-2
税込価格 3,520円
頁数・縦 308P 20cm

商品内容

要旨

四大元素、探検博物学、自動人形、動物磁気、ホムンクルス。近代ドイツ語文学において「科学」的事物はいかに探求され、作品に胚胎したか。動乱する19世紀初頭の自然科学的文脈を辿りつつ、ノヴァーリス、ホフマンらロマン派の小説、ゲーテ、シラーの諸作品、フンボルト、フォルスターら探検博物者の詩的テクストを紐解く。ドイツ語文学に新たな読みの歓びをもたらす無二の論考。

目次

第1章 精霊たち(精霊譚の復活
地の精
水の精
火の精
風の精)
第2章 探検博物学(一八世紀後半の世界周航
ゲオルク・フォルスター
アレクサンダー・フォン・フンボルト
アーデルベルト・フォン・シャミッソー
ユリウス・エドゥアルト・イッツィヒ)
第3章 自然という不可思議(幽霊
カリオストロ伯爵
メスメリスム
人形
人間を造る夢)

著者紹介

時田 郁子 (トキタ ユウコ)  
東京大学人文社会系研究科博士課程修了、博士(文学)。成城大学文芸学部ヨーロッパ文化学科准教授。近代ドイツ語圏の文学・文化・思想を研究する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)