• 本

「アート」を知ると「世界」が読める

幻冬舎新書 や−23−1

出版社名 幻冬舎
出版年月 2024年3月
ISBNコード 978-4-344-98725-8
4-344-98725-X
税込価格 1,166円
頁数・縦 294P 図版16P 18cm

書籍ダイジェスト配信サービス SERENDIP 厳選書籍

要旨

VUCAな世界で生き残るために、「リベラルアーツ」の重要性が、企業や個々のビジネスパーソンに認識されるようになってきた。とりわけ注目されているのが、美術をはじめとする「アート」である。だが、アートを「教養」にするには、知識を身につけるのみでは足りない。問いを立て「考える」ことが大事なのだ。
本書では、欧米でエリートと呼ばれるビジネスパーソンならば当然のように身につけているとされるアートの教養を、どのように自分の中に育てていくか、アートを鑑賞していかに思考するか、世界の地域ごとの美術史を概観し、数々の作品を紹介しながら、著者の経験をもとに解説している。本来、アートに「正しい解釈」は存在しない。基本的な知識を押さえた上で、各々が自身の感性や経験を踏まえ仮説を立てられることが重要であり、それが海外のビジネスパーソンとの良好なコミュニケーションにもつながるのだという。
著者は、著述家、ファシリテーター。芸術文化観光専門職大学教授、神戸情報大学院大学教授、グローバルダイナミクス取締役。外務省(エジプト、イギリス、サウジアラビアへ赴任)、日本総合研究所を経て2010年グローバルダイナミクスを設立。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2024年5月7日]

商品内容

要旨

NYタイムズではアート関連の記事が頻繁に1面を飾るなど、アートは欧米エリートにとって不可欠な教養である。他方、日本でそのようなことはなく、アートに対する扱いの差が、まさに欧米と日本のイノベーション格差の表れであると、世界97カ国で経験を積み、芸術系大学で教鞭をとる元外交官の著者は言う。アートに向き合うとき最も重要なのは、仮説を立てて思考を深めることである。そこで本書ではアートを目の前にして、いかに問いを立て、深い洞察を得るかについて解説。読み終わる頃にはアートの魅力が倍加することの必至の一冊。

目次

第1部 理解すると視野が広がる、アートの基本(アートがもつ「3つの効能」
日本人が抱く、アートへの「2つの誤解」
アートを“西寄り”にした世界五大宗教
西洋の“美的感覚”は、古代ギリシアとキリスト教から生まれた)
第2部 西洋アートから民族を読み解く(西洋アートの誕生の地―地中海ヨーロッパ
勤勉で緻密で先進的―北部ヨーロッパ
コンプレックスと抑圧―ロシアと東ヨーロッパ)
第3部 現代アートの底力(国を越え、力を畜えるアート―ユダヤとその歴史
宇宙の真理と未来志向―イスラム圏
略奪されても息づくアート―アフリカ ほか)

出版社・メーカーコメント

NYタイムズではアート関連の記事が頻繁に1面を飾るなど、アートは欧米エリートにとって不可欠な教養である。他方、日本でそのようなことはなく、アートに対する扱いの差が、まさに欧米と日本のイノベーション格差の表れであると、世界97カ国で経験を積み、芸術系大学で教鞭をとる元外交官の著者は言う。アートに向き合うとき最も重要なのは、仮説を立てて思考を深めることである。そこで本書ではアートを目の前にして、いかに問いを立て、深い洞察を得るかについて解説。読み終わる頃にはアートの魅力が倍加すること必至の一冊

著者紹介

山中 俊之 (ヤマナカ トシユキ)  
著述家・ファシリテーター。芸術文化観光専門職大学教授。神戸情報大学院大学教授。株式会社グローバルダイナミクス取締役。1968年兵庫県西宮市生まれ。東京大学法学部卒業後、1990年外務省入省。エジプト、イギリス、サウジアラビアへ赴任。対中東外交、地球環境問題などを担当する。2024年現在までに世界九十七カ国を訪問し、先端企業から貧民街、農村、博物館・美術館を徹底視察。京都芸術大学卒(芸術教養)。ケンブリッジ大学大学院修士(開発学)。高野山大学大学院修士(仏教思想・比較宗教学)。ビジネス・ブレークスルー大学大学院MBA。大阪大学大学院国際公共政策博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)