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検事の本音

幻冬舎新書 む−5−1

出版社名 幻冬舎
出版年月 2025年9月
ISBNコード 978-4-344-98787-6
4-344-98787-X
税込価格 1,210円
頁数・縦 293P 18cm

商品内容

要旨

起訴した事件の有罪率は99%以上、巨悪を暴く「正義の味方」というイメージがある検事。しかしその日常は、捜査に出向き、取調べをして、調書を作成するという、意外に地味な作業ばかりだ。黙秘する被疑者には、強圧するより心に寄り添うほうが、自白を引き出せる。焦りを見せない、当意即妙な尋問は訓練の賜物。上司の采配で担当事件が決まり、出世も決まる縦型組織での生き残り術も必要だ。冤罪を生まないために、一切のミスも許されない検事の日常を、検事歴23年の著者が赤裸々に吐露する。

目次

第1章 独任官庁と呼ばれる検察官
第2章 検事の仕事の現場
第3章 知られざる検事の捜査
第4章 知られざる検事の横顔
第5章 黙秘する被疑者に対する取調べ
第6章 隠し続けた検事の本音
第7章 検事の涙
第8章 検察を取り巻く問題点
第9章 外事係検事として
第10章 日米の検察官の違い
第11章 検事から見た被疑者、被害者の心理
第12章 検事になりたい人へ

出版社・メーカーコメント

起訴した事件の有罪率は99%以上、巨悪を暴く「正義の味方」というイメージがある検事。しかしその日常は、捜査に出向き、取り調べをして、調書を作成する、意外に地味な作業ばかりだ。黙秘する被疑者には、強圧するより心に寄り添うほうが、自白を引き出せる。を見せない、当意即妙な尋問は訓練の賜物。上司の采配で担当事件が決まり、出世も決まる縦型組織での生き残り術も必要だ。冤罪を生まないために、一切のミスも許されない検事の日常を、地検をはじめ、検事歴23年の著者が赤裸々に吐露する。

著者紹介

村上 康聡 (ムラカミ ヤストシ)  
1960年、山形県生まれ。中央大学法学部卒業後、1985年検事任官。東京地検等で殺人事件、特捜事件、外国人事件等の捜査・公判に携わる。外務省出向、内閣官房参事官、福岡地検刑事部長等を歴任。退職後、2007年に弁護士登録。上場会社の社外監査役、民事、刑事事件の弁護活動を行なっている。二十三年間の検事生活で、そして弁護士となった今も、人間は法の下で平等であるべきとの信念を徹底して貫いている。最近は、YouTube番組「RMCAチャンネル」での時事問題の解説のほか、新聞・TVへもコメントを多数寄せている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)