「春はあけぼの」の背後にひそむ、時代に挑戦する清少納言の姿が見えてくる。『枕草子』の新たな魅力をわかりやすく紹介する古典入門書。

はじめに―紫式部と清少納言
第１部　歴史に沿って読んでみよう（栄華期
政変期
不穏期
終焉期
『枕草子』の読み方）
第２部　時代背景を見てみよう（『枕草子』を読むための年表
『枕草子』主要登場人物解説
その他の参考資料）

『枕草子』は、一人の王朝女性の時代に対する挑戦状だった。主家没落の悲運に遭遇した清少納言は何を書き続けたのか？