• 本

荷風と明治の都市景観

出版社名 三省堂
出版年月 2009年12月
ISBNコード 978-4-385-36441-4
4-385-36441-9
税込価格 3,080円
頁数・縦 240P 20cm

商品内容

要旨

荷風は赤レンガ建築が嫌いだった…あるべき“景観”とは何か。荷風を通して明治の東京の成り立ち、現代の東京を考える待望の本。掲載図版約80点。

目次

序章(景観問題の起源
建築・都市批評の始まり)
第1章 明治(一八六八〜一九一二年)の首都計画(江戸を近代首都に―欧米化の志
外国人技術者の時代―銀座煉瓦街計画と官庁集中計画 ほか)
第2章 荷風の欧米都市体験(渡米以前―江戸と東京の狭間
渡米後(一九〇三〜〇七年)―シカゴ、ワシントンD.C.、ニューヨーク:近代都市のスケール ほか)
第3章 荷風の体感した首都東京(「明治の東京」の衝撃―帰国後(一九〇八年)から『日和下駄』(一九一五年)まで
首都の威信―丸の内・日比谷・霞ヶ関界隈 ほか)
第4章 荷風の好む東京の景観(建築―「市区改正」以前・以後:西洋建築二世代
街路―大通り、路地、坂道:景観と歩行感覚 ほか)
終章 心地よい都市をめざして(「国土」から「風土」に
点の集合体から四次元の構造体に ほか)

出版社
商品紹介

あるべき景観とは何か。風土の語り部・永井荷風を通し、明治の東京の成り立ちとその結果を読み解き、現代の東京を考える待望の書。

著者紹介

南 明日香 (ミナミ アスカ)  
1961年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業、同大学大学院文学研究科博士課程満期退学、Ph.D.(フランス国立東洋言語文化研究院)。相模女子大学学芸学部教授。専門は日仏比較文学・比較文化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)