• 本

あの歌詞は、なぜ心に残るのか Jポップの日本語力

祥伝社新書 355

出版社名 祥伝社
出版年月 2014年2月
ISBNコード 978-4-396-11355-1
4-396-11355-2
税込価格 880円
頁数・縦 240P 18cm

商品内容

要旨

文法がわかれば、見えてくる、あの名曲の知られざる意味…Jポップの歌詞に込められた、さまざまな意図について、日本語文法の専門家が読み解いていく。

目次

第1章 助詞―日本の歌には「助詞力」が必要(「を」「が」
「に」 ほか)
第2章 助動詞・補助動詞―できごとの舞台を整える(「れる・られる」
「ない」 ほか)
第3章 接続表現―できごとをつなぐ絆の表現(「と」「ば」「たら」「のに」「けど」
「だから」「なので」「ところが」「だけど」 ほか)
第4章 モダリティ―気持ちを込める文末表現(命令表現
「のだ」(「んだ」) ほか)
第5章 その他の技法(反復法
対句法 ほか)

出版社・メーカーコメント

文法から歌詞をとらえると、あの曲の知られざる意味が見えてくる!  日本人の歌ごころが見えてくる! ZARDの歌に出てくる「あなたを好きだけど」と「あなたがすきだけど」の意味の違いは? コブクロの「ここにしか咲かない花」の「ここに」は、「ここで」ではいけないの? 福山雅治『Beautiful life』の歌詞、「美しいあなたといると まだやり直せる気がする」の「あなたといると」が「あなたといれば」だったら、意味は変わってしまうの? ことばが選ばれるには理由がある。作詞者や歌い手は、そのことば選びに、どんな思いを込めたか。日本語文法学者が、100曲近くの気になるフレーズを文法解析。

著者紹介

山田 敏弘 (ヤマダ トシヒロ)  
1965年、岐阜市生まれ。名古屋大学文学部・名古屋大学大学院文学研究科で言語学を学んだ後、国際交流基金派遣日本語教育専門家として、イタリア共和国ローマ日本文化会館に3年間勤務。帰国後、大阪大学大学院文学研究科にて日本語文法を研究。博士(文学・大阪大学)。現在、岐阜大学教育学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)