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自衛隊は尖閣紛争をどう戦うか

祥伝社新書 378

出版社名 祥伝社
出版年月 2014年8月
ISBNコード 978-4-396-11378-0
4-396-11378-1
税込価格 880円
頁数・縦 236P 18cm

商品内容

要旨

尖閣諸島をめぐる中国の動向は、今や国際的にも注目されている。中国艦艇の射撃管制用レーダー発射、中国機の異常接近飛行は、自衛隊への意図的な威嚇であり、一触即発の事象であった。一歩間違えれば、交戦である。東シナ海で日中の軍事衝突となれば、最新兵器の長射程のミサイルを相互に射ち合う、人類が未だ経験したことのない戦いとなる。空でも、海上でも、また海中からも、ミサイルの応戦となるのだ。本書は自衛隊の幹部であった陸・海・空の軍事専門家が知りえた軍事知識を駆使して想定した、日中交戦のリアルな作戦図である。

目次

第1章 尖閣諸島争奪戦のシナリオ(もし日中戦わば)(争奪戦シナリオの区分
平時から本格的武力紛争に至るまで(平時のシナリオ
情勢緊迫(中国偽装漁民の尖閣上陸)シナリオ)
本格的武力紛争(中国軍の尖閣上陸
日本の尖閣奪回
米軍参戦)
日本の尖閣確保及び維持
争奪戦シナリオの結論)
第2章 海上戦力(海における戦いの歴史
軍艦とは
海軍艦艇の分類
日本の護衛艦とは
旧世代の艦艇と新世代の艦艇
艦艇の各種戦闘能力
空母の保有
AIP潜水艦とその運用
最近注目すべき各国海軍艦艇の活動)
第3章 航空戦力(尖閣紛争シナリオに登場した戦闘機など
戦闘機とその性能を知る基準
戦闘機の用途別分類
戦闘機の世代別分類
戦闘機の戦闘
空対空ミサイル
空対艦ミサイル
航空戦力まとめ)
第4章 地上戦力(地上軍兵器の種類
戦車とは
攻撃する戦車と防御部隊が戦えば
戦後の主要日本戦車
中国の戦車
水陸両用車
地上軍装備のミサイル・ロケット
火砲)
第5章 弾道ミサイル(弾道ミサイルの種類
中国の弾道ミサイル)

出版社・メーカーコメント

これがリアルな戦いだ 勝つか、負けるか 元自衛隊の情報分析官・元航空総隊幕僚長・元護衛艦艦長が 最新軍事知識を駆使して描く、尖閣沖の戦い 「東シナ海で戦いが行なわれるとすれば、近代的な長射程のミサイルを相互に打ち合う戦いである。空でも、海上でも、海中から海上への戦いでも、人類が未だ経験したことがない戦いになる。そのシナリオについての話し合いを1年間実施してできたのが、この本である。日本の陸・海・空の軍事専門家が協同で分析し、今の時代に沿った現実的で、しかもイメージを持ちやすく作成した書籍は、初めてであると言っていいだろう」 (「あとがき」より) ■東シナ海の軍事衝突はこうして起き、このように進む 尖閣諸島をめぐる中国の動向は、今や国際的にも注目されている。中国艦艇の射撃管制用レーダー発射、中国機の異常接近飛行は、自衛隊への意図的な威嚇(いかく)であり、一触即発の事象であった。一歩間違えれば、交戦である。東シナ海で日中の軍事衝突となれば、最新兵器の長射程のミサイルを相互に射ち合う、人類が未(いま)だ経験したことのない戦いとなる。空でも、海上でも、また海中からも、ミサイルの応戦となるのだ。本書は自衛隊の幹部であった陸・海・空の軍事専門家が知りえた軍事知識を駆使して想定した、日中交戦のリアルな作戦図である。

著者紹介

西村 金一 (ニシムラ キンイチ)  
1952年生まれ。法政大学卒業後、第1空挺団、幹部学校指揮幕僚課程修了。防衛省・統合幕僚部・陸上自衛隊・情報本部の情報分析官を務め、第12師団第2部長、幹部学校戦略室副室長。退官後は軍事アナリストとして各種委員会で活躍
岩切 成夫 (イワキリ シゲオ)  
1952年生まれ。防衛大学校卒業。大韓民国防衛駐在官、第8航空団飛行群司令、航空総隊司令部防衛部長、航空総隊幕僚長を務める。退官後は航空作戦、安全保障戦略等の専門家として活躍
末次 富美雄 (スエツグ フミオ)  
1955年生まれ。防衛大学校卒業。護衛艦「しらね」士官、「あきぐも」艦長を経て、シンガポール防衛駐在官、第27、第63及び第3護衛艦司令、海上自衛隊情報業務群司令。退官後は海上作戦、情報戦等の専門家として活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)