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ブレインテックの衝撃 脳×テクノロジーの最前線

祥伝社新書 638

出版社名 祥伝社
出版年月 2021年10月
ISBNコード 978-4-396-11638-5
4-396-11638-1
税込価格 946円
頁数・縦 216P 18cm

商品内容

要旨

念じるだけで意思を伝えることができる―。そんなSFのような技術が現実になりつつある。脳科学とITを融合させた「ブレインテック」への投資が、世界各地で指数関数的に高まっているのだ。2021年4月には、米ニューラリンクが、脳波でゲームを操るサルの実験動画を公開し、世界に衝撃を与えた。スタンフォード大学では、手足が麻痺した男性の脳にデバイスを埋め込み、1分間で90文字の入力に成功。AIと競合していく時代に入った現在、この技術は人類の救いの手となるのか?国内外で加速する研究の最前線から、医療やマーケティングへの応用事例、法的・倫理的な問題点までを解説する。

目次

第1章 脳と機械を融合させる―BMIあるいはブレインテックの夜明け(基礎研究から商用化の段階に
お騒がせの天才起業家が描く新たな夢 ほか)
第2章 脳から心を探り操る科学の最前線(脳科学の発達を促した20世紀の電気・電子技術
「傷」の痛みも「失恋」の痛みも脳の中では同じ ほか)
第3章 ブレインテック・ビジネスの光と影(投資関係者の間で高まる期待
脳波でゲームを操作する意義とは ほか)
第4章 身体性の拡張と強制的進化の未来―ブレインテックは人類がAIに勝つ最後の手段なのか?(現実世界で行なわれたSFのような実験
DARPAとは何か ほか)

著者紹介

小林 雅一 (コバヤシ マサカズ)  
KDDI総合研究所リサーチフェロー、情報セキュリティ大学院大学客員准教授。1963年群馬県生まれ。東京大学理学部物理学科卒業、同大学院理学系研究科修士課程を修了。日経BP記者などを経てボストン大学に留学、マスコミ論を専攻する。ニューヨークで新聞社勤務、慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所非常勤講師を経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)