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移民政策とは何か 日本の現実から考える

出版社名 人文書院
出版年月 2019年4月
ISBNコード 978-4-409-24124-0
4-409-24124-9
税込価格 2,200円
頁数・縦 250P 19cm

商品内容

要旨

移住労働者の定住化を阻止するという政府の方針は、彼らの人権を侵害し、使い捨てにすることを意味する。一方で長期的にみれば、ここには人を育てるという視点がない以上、日本社会の持続可能性をも奪うだろう。移民研究の第一人者が結集し、政策転換に向けて必要な視座を提示する。

目次

移民社会の現実を踏まえて
労働―人材への投資なき政策の愚
ジェンダー―格差是正のための政策にむけて
出入国在留管理―非正規移民への対応を問う
社会保障―「外国人性悪説」を超えて
教育―子どもの自己実現のために言語と文化の保障を
多文化共生―政策理念たりうるのか
移民排斥―世論はいかに正当化しているか
反差別―独立した人権機関の設置が急務だ
国籍・シティズンシップ―出生地主義の導入は可能か
技能―日本的理解を刷新するとき
生活世界の論理による政策を実現するために

著者紹介

〓谷 幸 (タカヤ サチ)  
大阪大学大学院人間科学研究科准教授。移住者支援NGO勤務、日本学術振興会特別研究員(PD)、岡山大学大学院社会文化科学研究科准教授などを経て現職。専門は社会学・移民研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)