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大江戸庶民のあっと驚く生活考 意外な風俗、しきたり、信仰心がわかる本

出版社名 青春出版社
出版年月 2003年9月
ISBNコード 978-4-413-03428-9
4-413-03428-7
税込価格 1,518円
頁数・縦 286P 20cm

商品内容

要旨

本書は、江戸世相の素資料である古川柳を繙きながら、江戸の闊達な庶民たちの様相を描いたものである。

目次

第1章 江戸庶民のこんな意外な風習(行灯の微細な穴でばれた隠し妻
お産婆さんは臍の緒を何で切ったか ほか)
第2章 「困ったときはお互いさま」の長屋の人情(井戸端へ「人の噂」を汲みに行く女たち
御茶の水をはじめ各地に湧水あり ほか)
第3章 「宵越しの金は持たない」大らかな暮らし(金が手元に無くとも、いつかいい時が来る
居宅を持たず隠居を楽しむ ほか)
第4章 四季折々を楽しむ元祖スローライフ(春の陽気に誘われ摘み草をしに郊外へ
道々、人の荷物を持つ「坊主持ち」遊び ほか)
第5章 簡素で豊かな信心深い生き方(神仏からの加護を求めた“お百度詣で”
健康祈願の仁王像に紙を千切って投げる ほか)

おすすめコメント

夏は庭でさっぱり行水、秋は茸狩りか紅葉狩り、冬は雪の中で熱い酒、ご飯の貸し借りは当たり前、井戸が冷蔵庫代わり、ムダなお金は貯めない・・・一度、こんな江戸の町で暮らしてみたかった!質素なのに愉快な江戸庶民の驚きの生活術。

著者紹介

渡辺 信一郎 (ワタナベ シンイチロウ)  
1934年東京生まれ。古川柳・江戸庶民文化研究者。早稲田大学教育学部卒業。元都立深沢高校校長。古川柳の研究歴は35年におよぶ。現在、テレビ・ラジオ・雑誌で幅広く活躍中。そのほか全国各地で精力的に講演会を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)