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脳の寿命を決めるグリア細胞 実は、思考・記憶・感情…を司る陰の立役者だった

青春新書INTELLIGENCE PI−637

出版社名 青春出版社
出版年月 2021年11月
ISBNコード 978-4-413-04637-4
4-413-04637-4
税込価格 1,023円
頁数・縦 204P 18cm

商品内容

要旨

なぜ、脳トレだけでは認知症を防げないのか?現役脳神経外科医が教える新しい“脳の守り方”。

目次

第1章 脳はグリア細胞から老化する
第2章 脳ニューロンだけでは働けない
第3章 アストロサイト―脳を陰で支配する
第4章 オリゴデンドロサイト―ニューロンの命運を握る
第5章 マイクログリア―脳内環境を整える
第6章 神経幹細胞―グリア細胞・ニューロンに分化する
第7章 集中系と分散系―脳の2つのネットワークを上手に使いこなす
第8章 間違った脳の使い方が、老化を加速させる
第9章 精神的ストレスから脳を守る技術
第10章 グリア細胞から見た覚醒と睡眠
第11章 グリア細胞を護ることは、脳を守ること

出版社・メーカーコメント

えっ…! ニューロンって脳みその約20%しかないの!? 脳みそといえば、ニューロン(神経細胞)が所狭しと並んでいるイメージ。しかし、じつはこれ、間違いなんです。…では、残りの80%はどうなっているのか?それが本書のテーマ、「グリア細胞」なのです。彼らは一体どんな働きをしているのか、ニューロンとの関係性はどうなのか、そういった基本的なことはもちろん、脳の疲れを取って万全のパフォーマンスを引き出す方法や、脳の老化、ひいては認知症を防ぐ方法など、やっぱり気になる脳の奥深い秘密について、グリアという”新しい視点”から解説してもらう一冊です。

著者紹介

岩立 康男 (イワダテ ヤスオ)  
1957年東京生まれ。千葉大学医学部卒業後、脳神経外科の臨床と研究を行う。主に、脳腫瘍の手術と、グリア細胞が腫瘍化した「グリオーマ」の研究を行い、その悪性化の分子機序、免疫学的治療と腫瘍微小環境の変化などに関する論文多数。正常グリア細胞がグリオーマの進展を抑えていることに着目し、治療に応用してきた。2016年から千葉大学脳神経外科学教授。2017年には、グリオーマ細胞の治療抵抗性獲得に関する論文で米国脳神経外科学会(Congress of Neurological Surgeons)の腫瘍部門年間最高賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)