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『ねじまき鳥クロニクル』を読み解く 同志社大学講義録

出版社名 青春出版社
出版年月 2023年6月
ISBNコード 978-4-413-23307-1
4-413-23307-7
税込価格 2,090円
頁数・縦 201P 20cm

商品内容

要旨

悪に無自覚であってはならない―。人と人との関係の中から悪は生まれ、自らの悪に気づかないことが、さらなる恨みや憎しみを生む。人々の悪が社会の中で増幅すれば、やがて戦争や虐殺事件のような惨劇につながることもある。村上春樹氏の長編小説『ねじまき鳥クロニクル』をテキストとして、資本主義、能力主義、軍国主義など社会システムが生み出す悪から、人間関係の中で生まれる悪まで、人間の「根源悪」の問題についてあらゆる角度から考察する。

目次

第1章 メタファーを読み解く
第2章 資本主義がつくる悪
第3章 軍国主義がつくる悪
第4章 能力主義がつくる悪
第5章 無自覚になされる悪
第6章 自分の悪を受け入れる

出版社・メーカーコメント

悪に無自覚であってはならない−−。人と人との関係の中から悪は生まれ、自らの悪に気づかないことが、さらなる恨みや憎しみを生む。人々の悪が社会の中で増幅すれば、やがて戦争や虐殺事件のような惨劇につながることもある。村上春樹氏の長編小説『ねじまき鳥クロニクル』をテキストとして、資本主義、能力主義、軍国主義など社会システムが生み出す悪から、人間関係の中で生まれる悪まで、人間の「根源悪」の問題についてあらゆる角度から考察する。母校・同志社大学の教育機関「新島塾」にて行われた講義を書籍化。

著者紹介

佐藤 優 (サトウ マサル)  
1960年東京都生まれ。作家、元外務省主任分析官。1985年同志社大学大学院神学研究科修了。外務省に入省、在ロシア連邦日本国大使館に勤務。その後、本省国際情報局分析第一課で、主任分析官として対ロシア外交の最前線で活躍。2002年背任と偽計業務妨害容疑で逮捕され、2009年最高裁で有罪が確定、外務省を失職。2005年に発表した『国家の罠』(新潮社)で第59回毎日出版文化賞特別賞受賞。『自壊する帝国』(新潮社、2006年)で新潮ドキュメント賞、大宅壮一ノンフィクション賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)