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東京藝大で教わる西洋美術の謎とき

基礎から身につく大人の教養

出版社名 世界文化社
出版年月 2024年9月
ISBNコード 978-4-418-24202-3
4-418-24202-3
税込価格 1,980円
頁数・縦 287P 19cm

商品内容

要旨

ミステリーより面白い!藝大の美術史。

目次

発見される「古代」―古典主義の誕生(ヴィンケルマンと古代の「理想的身体」)
イメージはどう伝播するのか?(「本物らしい」版画の流布―アルブレヒト・デューラーの木版画“犀”
手本としての複製写真―ヴィルヘルム・ハマスホイ“陽光の中で読書する女性、ストランゲーゼ三〇番地”
複製写真が放つ「アウラ」―ヘレン・シャルフベック“鎧を着た少年”)
西洋美術の革新と退廃(近代芸術はディレッタントによって作られた―ザクセン選帝侯アウグストによる象牙彫り作品
科学的態度に反発した「自然を装った自然」―カスパー・ダーヴィト・フリードリヒによる月の表現
中世による近代美術の革新―ペーター・コルネリウスの『ファウスト』挿絵連作
サイレント・パートナー―オスカー・ココシュカと世紀末ウィーンの異常な愛)
日本と西洋はどう関わってきたのか?(商業デザインに埋め込まれた「日本」―アンリ・ヴァン・デ・ヴェルデのジャポニスム
フィンランドの女性画家、「大首絵」の美人画を描く―ヘレン・シャルフベックと北欧のジャポニズム
複製版画から学び取った「瞳に映る窓」―岸田劉生はどうやってデューラーを受け容れたか?)
新しい美術史の可能性とは?(アビ・ヴァールブルクと「世界美術史」の誕生)

出版社・メーカーコメント

「大人の教養」が身につくシリーズの最新刊!東京藝大の白熱講義から生まれた、西洋美術史の入門書。作品の部分アップ、構図解説図、X線写真などを多数使用した、工夫されたビジュアルで美術鑑賞の基礎知識が身につきます。今回は「謎とき」という切り口で楽しみながら、西洋美術史上の12のトピックスを作品の時代的な背景、後世に与えた影響などの謎を解説。美術が 「読める」ようになる、大人の知的興奮を呼ぶエンタテインメント!

著者紹介

佐藤 直樹 (サトウ ナオキ)  
東京藝術大学美術学部教授。博士(文学)。1965年生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科後期博士課程中退。ベルリン自由大学留学、国立西洋美術館主任研究員を経て、2010年より東京藝術大学。専門はドイツ/北欧美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)