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ひとかけらの木片が教えてくれること 木材×科学×歴史

出版社名 淡交社
出版年月 2022年8月
ISBNコード 978-4-473-04499-0
4-473-04499-8
税込価格 1,980円
頁数・縦 231P 19cm

商品内容

要旨

仏像・神像、狛犬、歴史的建造物から入れ歯まで。様々な文化財に用いられた樹種を、科学的な方法で同定することで見えてくる「人と木の文化」。人がいかに木と向かい合ってきたのか。その答えを小さな小さな、ひとかけらの木片が教えてくれます。

目次

適所適材、温故知新―木と対話し続ける日本人
あなたの名前は?―樹種を見分ける
何の木から作られた?―日本の仏像
何の木から作られた?―日本の神像
死者を弔う木―海を渡った仏像たち
私のふるさとは?―古い仮面が教えてくれたこと
眠りから覚めた文化財―ニヤ遺跡出土の木片たち
歯は命―木床義歯
人と地域と木材選択―歴史的建造物から見る用材観
稽古照今―茶室は木の文化の象徴
違いを探して
材鑑調査室

出版社・メーカーコメント

〈ひとかけらの木片が教えてくれる人と木の文化〉〈顕微鏡、放射線。科学の力が解き明かす文化財の世界〉何の木から作られているの? どこから運ばれてきた木材? 顕微鏡やCTなどの科学的な方法で、仏像や神像、歴史的建造物、さらには木製の入れ歯まで、文化財に用いられたさまざまな木材の樹種を特定してきた著者が、これまでの調査で得た興味深い情報を紹介します。「人がいかに木に向き合ってきたのか」。その答えが、小さな小さなひとかけらの木片を見つめることで見えてきます。

著者紹介

田鶴 寿弥子 (タズル スヤコ)  
旧姓水野。福井県生まれ。京都大学農学部卒。京都大学大学院農学研究科修了、京大博士(農学)取得。現在、京都大学生存圏研究所講師。2021年第13回京都大学たちばな賞(優秀女性研究者賞)における優秀女性研究者奨励賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)