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燃料電池

ちくま新書 443

出版社名 筑摩書房
出版年月 2003年11月
ISBNコード 978-4-480-06143-0
4-480-06143-6
税込価格 792円
頁数・縦 233P 18cm

商品内容

要旨

近年の炭酸ガス濃度の増加は、地球温暖化・気候変動の原因として21世紀の最大の問題になりつつある。そこで、大きな注目を集めているのが水素である。水素は燃焼後、有害物質を排出せず、高効率の燃料であることなどの魅力的な化学的特性を備えている。近年の燃料電池のめざましい技術革新の背景には、そうした事情がある。燃料電池によるエネルギー革命の実態を、クルマを中心に考える。

目次

第1章 燃料電池とは何か(グローブ卿の発見
ベーコンの発明 ほか)
第2章 元祖・バラード物語(地質学者ジェフリー・バラード
カナダ政府の英断 ほか)
第3章 進化する自動車技術(京都議定書
IPCC ほか)
第4章 燃料電池車の最前線(ダイムラー・クライスラー社
GMの開発 ほか)
第5章 水素エネルギーと未来社会(三大市場
自動車産業の戦略 ほか)

おすすめコメント

自動車産業が変わり始めた!石油に支配された現代文明はもはや過去のものになりつつある。水素という究極のエネルギーを手に入れた人類は、燃料電池という素晴らしい次世代エネルギーをあらゆる分野に用い始めた。めざましい技術革新の実態、水素エネルギーの最前線をあますところなく描いた、全ビジネスマン必読の一冊。

著者紹介

槌屋 治紀 (ツチヤ ハルキ)  
1943年千葉県生まれ。東京大学工学部機械工学科を経て、同大学院博士課程修了。工学博士、システム工学専攻。その後、コンピュータ・システム、エネルギー技術などの研究開発に従事した後、79年(株)システム技術研究所を設立し、現在、同所長。放送大学客員教授も務める。エネルギー・資源分析、情報科学の手法を使い、持続可能な社会への道筋を研究し、提案している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)