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カールの降誕祭(クリスマス)

出版社名 東京創元社
出版年月 2015年11月
ISBNコード 978-4-488-01050-8
4-488-01050-4
税込価格 1,650円
頁数・縦 93P 20cm

商品内容

要旨

日本人女性に恋をしたパン職人が、“まともなパン屋”でなくなってしまった理由とは(「パン屋の主人」)。規律を守り、公明正大だった裁判官に退職後おとずれた、すさまじく数奇な人生の結末(「ザイボルト」)。十世紀から続く貴族トーアベルク家。クリスマスの帰省中に息子が起こした哀しい惨劇(「カールの降誕祭」)

おすすめコメント

ドイツでは、クリスマスに最も殺人が多い。十世紀から続く貴族トーアベルク家のクリスマスの惨劇を描いた表題作と、日本人の女子留学生に恋をしたパン職人の物語「パン屋の主人」、公明正大だった裁判官の退職後の数奇な運命を描く「ザイボルト」を収録。本屋大賞翻訳小説部門第1位『犯罪』のシーラッハによる珠玉の短編を、気鋭の版画家タダジュンの謎めいたイラストが彩る。ふたりの天才が贈るブラックなクリスマス・プレゼント。

著者紹介

シーラッハ,フェルディナント・フォン (シーラッハ,フェルディナントフォン)   Schirach,Ferdinand von
作家、弁護士。1964年ドイツ、ミュンヘン生まれ。ナチ党全国青少年最高指導者バルドゥール・フォン・シーラッハの孫。1994年からベルリンで刑事事件弁護士として活躍する。デビュー作である『犯罪』(2009)が本国でクライスト賞、日本で2012年本屋大賞「翻訳小説部門」第1位を受賞した
酒寄 進一 (サカヨリ シンイチ)  
1958年生まれ。ドイツ文学翻訳家。上智大学、ケルン大学、ミュンスター大学に学び、新潟大学講師を経て和光大学教授
タダ ジュン (タダ ジュン)  
1971年生まれ。イラストレーター。セツ・モードセミナー卒業。版画の技法を使い、書籍の装画や、雑誌のイラストレーションを中心に活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)