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失われた手稿譜 ヴィヴァルディをめぐる物語

出版社名 東京創元社
出版年月 2018年3月
ISBNコード 978-4-488-01078-2
4-488-01078-4
税込価格 2,310円
頁数・縦 310P 19cm

商品内容

要旨

作曲家ヴィヴァルディの自筆楽譜がたどった数奇な運命!愛書家の貴族から無知な修道士、ユダヤ人音楽学者、そして親ファシズムの詩人エズラ・パウンドまで…様々な人間が、その運命には関わっていた!2015年ジョヴァンニ・コミッソ文学賞(小説部門)受賞。

おすすめコメント

『四季』で知られる作曲家ヴィヴァルディは、晩年、多額の借金を抱えたまま、旅先で死亡した。残された家族は債権者に追われ、兄の遺品を処分、以来200年近く闇に消えていた自筆楽譜だったが、1920年代にトリノの図書館長はある神父から買い取りを持ちかけられる。しかし、それは全体の二分の一でしかなかった。数奇な運命をたどった楽譜の謎を綿密な調査研究によって明らかにした、ミステリにも似た読み応え十分の傑作ノンフィクション・ノベル!

著者紹介

サルデッリ,フェデリーコ・マリア (サルデッリ,フェデリーコマリア)   Sardelli,Federico Maria
1963年イタリア中部トスカーナ州リヴォルノ生まれ。父親は画家。11歳で作曲を始め、12歳で風刺雑誌に漫画を寄稿するようになり、同誌の看板作家の一人として活躍中。哲学を学んだのち、バロック音楽のオーケストラ、モード・アンティクオを創設、指揮者となる。フィレンツェの音楽アカデミーでリコーダーやフルートの指導にあたり、音楽学者、研究者としての業績に対する評価も高い。作曲家、指揮者、学者、画家、版画家、漫画家…等、その活躍の幅広さは、まさに鬼才の名にふさわしい
関口 英子 (セキグチ エイコ)  
イタリア文学翻訳家。大阪外国語大学イタリア語学科卒業。『月をみつけたチャウラ ピランデッロ短篇集』で、第1回須賀敦子翻訳賞受賞
栗原 俊秀 (クリハラ トシヒデ)  
1983年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科修士課程を修了後、イタリアに留学。カラブリア大学文学部専門課程近代文献学コース卒業。2016年、カルミネ・アバーテ『偉大なる時のモザイク』の翻訳で、第2回須賀敦子翻訳賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)