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セカイからもっと近くに 現実から切り離された文学の諸問題

KEY LIBRARY

出版社名 東京創元社
出版年月 2013年12月
ISBNコード 978-4-488-01536-7
4-488-01536-0
税込価格 1,430円
頁数・縦 173P 20cm

商品内容

要旨

想像力と現実が切り離されてしまった時代に、文学には何ができるだろう。ライトノベル・ミステリ・アニメ・SF、異なるジャンルの作家たちは、遠く離れてしまった創作と現実をどのように繋ぎあわせようとしていたのだろうか。新井素子、法月綸太郎、押井守、小松左京―四人の作家がそれぞれの方法で試みた、虚構と現実の再縫合。彼らの作品に残された現実の痕跡を辿りながら、文学の可能性を探究する。著者最初にして最後の、まったく新しい文芸評論。

目次

第1章 新井素子と家族の問題
第2章 法月綸太郎と恋愛の問題
第3章 押井守とループの問題
第4章 小松左京と未来の問題

出版社
商品紹介

ライトノベル・ミステリ・アニメ・SFで文学と社会の再縫合を試みた作家を読み解く。著者初にして最後のまったく新しい文芸評論。

著者紹介

東 浩紀 (アズマ ヒロキ)  
1971年、東京都生まれ。東京大学教養学部教養学科卒、同大学大学院総合文化研究科博士課程修了。作家、思想家。日本推理作家協会、日本SF作家クラブ会員。株式会社ゲンロン代表取締役、『思想地図β』編集長。1993年に「ソルジェニーツィン試論」で批評家としてデビュー。1999年に『存在論的、郵便的』(新潮社)で第21回サントリー学芸賞を、2010年に『クォンタム・ファミリーズ』(新潮社)で第23回三島由紀夫賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)