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刀と傘 明治京洛推理帖

ミステリ・フロンティア 102

出版社名 東京創元社
出版年月 2018年11月
ISBNコード 978-4-488-02006-4
4-488-02006-2
税込価格 1,870円
頁数・縦 259P 20cm

商品内容

文学賞情報

2019年 第19回 本格ミステリ大賞 小説部門受賞

要旨

維新に揺れる明治の京。奇怪な謎に挑むのは、尾張出身の若き武士と初代司法卿江藤新平。死刑執行当日、なぜ囚人は毒殺されたのか?第12回ミステリーズ!新人賞受賞作「監獄舎の殺人」に連なる時代本格推理、堂々登場。

おすすめコメント

慶応三年、新政府と尊皇攘夷派の対立に揺れる幕末の京都で、若き尾張藩士・鹿野師光は一人の男と邂逅する。姓は江藤、名は新平――後に初代司法卿となり、近代日本の司法制度の礎を築く人物である。二人の前には、時代の転換点がゆえに起きる事件が数々と待ち受ける。維新志士の怪死、密室状況で発見される斬殺体、処刑直前に毒殺された囚人――第十二回ミステリーズ!新人賞受賞作「監獄舎の殺人」を含む、幕末から明治初頭にかけての日本の動乱期を活写した連作時代本格推理、堂々登場。

著者紹介

伊吹 亜門 (イブキ アモン)  
1991年愛知県生まれ。同志社大学卒。在学中は同志社ミステリ研究会に所属。2015年、「監獄舎の殺人」で第12回ミステリーズ!新人賞を受賞。日本推理作家協会ならびに本格ミステリ作家クラブの年刊アンソロジーにも選ばれ、新人のデビュー作としては破格の評価を受けた。同作を連作化した『刀と傘―明治京洛推理帖』で単行本デビューを果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)