とらすの子
出版社名 | 東京創元社 |
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出版年月 | 2022年7月 |
ISBNコード |
978-4-488-02874-9
(4-488-02874-8) |
税込価格 | 1,760円 |
頁数・縦 | 306P 19cm |
NetGalley 会員レビュー
おすすめ度 面白かったです。ライター・坂本美羽、男子高校生・川島希彦、女性警察官・白石瞳、3人からの視点で章が分かれています。ホラーなので、殺され方の描写は容赦ないですし、怖くて先が知りたいような・・・知りたくないような・・・希彦の正体とマレ様の存在と希彦との関係性が気になって読む手が止まらない。許せない人の名前を教えるとマレ様が殺してくれるという。マレ様も怖いけど、平気で名前を言う側も十分恐ろしい。まれひこ。なるほどそういう意味が。やっぱりそのまま終わらないよね。最後まで怖かったです。
おすすめ度 「とらすの会」とは?マレ様とは? 怖いのに答えが知りたくて一気読みでした。すごく嫌な人がいたら殺したいなんて思わなくても、いなくならないかなーと思う時もありますよね。なんだかその日常にふっと湧いた気持ちを思い出しました。その気持ちを増幅させて起きた出来事がまた怖かったです。ヒリヒリとした痛みまでも残すような怖さが、暑さまでも忘れさせてくれるほどでした。とても面白かったです。
おすすめ度 途中で読むのをやめることができず、夢中で最後まで読みました。悪魔的に、面白かった。面白かった。と一言で言うには、軽すぎるかな。途中でだれることもなく、ずっと走って物語を追いかけるしかなかったです。芦花公園さんのことは、存じ上げませんでしたが、すごく力のある作家さんですね。これからの作品にもおおいに期待します。文章も構成も非の打ち所がないような。ストーリーの内容も奥が深くて興味深かったです。なにか、すごいものを読んでしまったという感覚です。 上記レビューの提供元:NetGalley(株式会社メディアドゥ) NetGalleyとは、本を応援するWEBサイトです。 |
商品内容
要旨 |
安息を求める人々が集う「とらすの会」。皆の輪の中心で微笑む美しい「マレ様」に殺したい人間の名を告げると、必ず凄惨な死を遂げる。錯乱状態に陥った少女は、オカルト雑誌のライター・美羽の眼前で突然、爆発するように血肉を散らして死んだ。スクープを狙った美羽は「とらすの会」を訪ねるが、マレ様に出会ったことで、想像を絶する奈落へと突き落とされる―ホラー界の新星が描く、美しい異常。 |
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出版社・メーカーコメント
「とらすの会」にはマレ様と呼ばれる世にも美しいひとがいて、悩みや不満を話すと、その原因となる人物は無惨な殺され方をするのだ――。多発する惨殺死体について調査をするライターの美羽は、取材相手からそのような話を聞き出す。よくある妄想だと話を切り上げようとすると、取材相手が破裂するようにして死んでしまう。異様な出来事にショックを受けながらも「とらすの会」に潜入する美羽だったが……。『ほねがらみ』『異端の祝祭』で話題の著者が贈る、新世代のカルトホラー!