虹の涯
出版社名 | 東京創元社 |
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出版年月 | 2022年11月 |
ISBNコード |
978-4-488-02888-6
(4-488-02888-8) |
税込価格 | 1,870円 |
頁数・縦 | 251P 20cm |
商品内容
要旨 |
元治元年三月、筑波山で蹶起した天狗党の首領格・藤田小四郎は、攘夷の使命に燃える水戸藩士であった。武芸に秀で責任感が強いが、向こう見ずな性格でもある。安政江戸地震で家屋の下敷きになったとされる、父・東湖の死の真相。小四郎自らが巻き込まれた蔵の中での不可能殺人。天狗党を援助する大店での傷害事件。それらを同じ手習所で学んだ昔馴染み、漢方医・山川穂継と共に検めてゆく。さらに最終話では、過酷な真冬の行軍だったとされる天狗党西上の際、戦場に度々現れた殺人鬼“化人”の謎を大ボリュームで活写する。天狗党の向かう虹の涯には何が―。『恋牡丹』『雪旅籠』で注目の著者が贈る、最新連作長編。 |
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出版社・メーカーコメント
筑波山で蹶起した天狗党の首領格・藤田小四郎を主人公に描く歴史ミステリ。安政江戸地震で家屋の下敷きになったとされる、父・東湖の死の真相。小四郎自らが巻き込まれた蔵の中での不可能殺人。過酷な行軍だったとされる天狗党西上の際に、戦の晩に現れる殺人鬼〈化人〉の謎など、全四編。『恋牡丹』『雪旅籠』でファンを唸らせた、戸田義長最新作。