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コ・イ・ヌール なぜ英国王室はそのダイヤモンドの呪いを恐れたのか

創元ライブラリ Lタ1−1

出版社名 東京創元社
出版年月 2023年3月
ISBNコード 978-4-488-07087-8
4-488-07087-6
税込価格 1,210円
頁数・縦 277P 図版16P 15cm

商品内容

要旨

英国王室の王冠で光り輝く、コ・イ・ヌール(光の山)と呼ばれる巨大なダイヤモンド。権力や富をもたらすと信じられたその宝石は、これまで数々の権力者に祟められると同時に、数多くの悲劇や凄惨な出来事を巻き起こしてきた―。豊富な資料を駆使して世界一有名なダイヤモンドの数奇な物語を描く、傑作ノンフィクション!

目次

第1部 玉座の宝石(インド前史のコ・イ・ヌール
ムガル帝国のコ・イ・ヌール
ナーディル・シャーイランのコ・イ・ヌール
ドゥッラーニ帝国アフガニスタンのコ・イ・ヌール
ランジート・シングラホールのコ・イ・ヌール)
第2部 王冠の宝石(灰の町
少年王
イギリスへの道のり
万国博覧会
最初のカット
ヴィクトリア女王の「忠実なる臣民」
宝石と王冠
「我々はコ・イ・ヌールを取りもどさねばならない」)

出版社・メーカーコメント

現在は英国王室の王冠で光り輝く、コ・イ・ヌール(光の山)と呼ばれる巨大なダイヤモンド。それが世界的に著名であるのは、ただ美しいからではない。故・エリザベス女王が身につけることを拒んだほどの、凄絶な来歴を有しているからである。ムガル王国の皇帝やシク王国の君主など、さまざまな者の手を経て、英国王室が所有するに至ったそのダイヤモンド。富と力と子孫繁栄をもたらすと信じられ、数々の権力者に崇められてきたダイヤモンドは、同時に数多くの悲劇や凄惨な出来事を巻き起こしてきたのだ。数々の資料を渉猟することで、世界一有名なダイヤの数奇な物語を描く、傑作ノンフィクションが文庫化。

著者紹介

ダルリンプル,ウィリアム (ダルリンプル,ウィリアム)   Dalrymple,William
1965年、スコットランド生まれ。ケンブリッジ大学在学中に発表した、マルコ・ポーロについての評伝In Xanaduがベストセラーになる。サンデータイムズ若手作家年間最優秀賞やヘミングウェイ賞などを受賞
アナンド,アニタ (アナンド,アニタ)   Anand,Anita
1972年、ロンドン生まれ。キングス・カレッジ・ロンドンで学ぶ。20年以上にわたり、BBCなどのテレビやラジオでジャーナリストとして活躍。2015年に初めての著書『Sophia:Princess,Suffragette,Revolutionary』を発表
杉田 七重 (スギタ ナナエ)  
東京都生まれ。東京学芸大学卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)