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愚者たちの棺

創元推理文庫 Mワ3−1

出版社名 東京創元社
出版年月 2016年3月
ISBNコード 978-4-488-15503-2
4-488-15503-0
税込価格 1,012円
頁数・縦 283P 15cm

商品内容

要旨

港町フラックスボローの顔役だったキャロブリート氏のつましい葬儀から七ヶ月後。今度は参列者のひとり、新聞社社主のグウィルが感電死する。真冬に送電鉄塔の下で発見された遺体には不可解な点がいくつもあり、現場近くでは“幽霊”の目撃証言まで飛び出す始末。相次ぐ町の名士の死には関連があるのか。奇妙な謎と伏線の妙…英国本格ミステリの粋が凝縮された巧手の第一長編。

おすすめコメント

ロンドン近郊の小さな港町フラックスボローの名士、新聞社社主グウィル氏が十二月のある夜感電死する。電柱の下で発見された遺体はスリッパ履きのうえ、現場付近では“幽霊”の目撃証言も飛び出していた。この不可解な変死事件を捜査するのは、地元署の温和なパーブライト警部。奇妙な謎と周到な伏線、曲者ぞろいの登場人物、機知に富む会話……英国本格ミステリの粋が凝縮された、知られざる巧手ワトスンの第一長編にして代表作。

著者紹介

ワトスン,コリン (ワトスン,コリン)   Watson,Colin
1920年、イギリスのサリー州に生まれる。ジャーナリストとしてロンドンなどで働いたのち、58年に『愚者たちの棺』でミステリ作家としてデビユー。同書は架空の町フラックスボローを舞台に、地元署のウォルター・パーブライト警部が謎を解くシリーズの第1作で、全12作が刊行された。そのうち2作が英国推理作家協会(CWA)ゴールドダガー賞の最終候補(シルバーダガーに相当)になったほか、4作が70年代にMurder Most Englishの題名でBBCでテレビドラマ化されるなど、高く評価された。1983年没
直良 和美 (ナオラ カズミ)  
東京生まれ。お茶の水女子大学理学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)