文豪たちの怪しい宴
創元推理文庫 Mく3−5
出版社名 | 東京創元社 |
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出版年月 | 2019年12月 |
ISBNコード |
978-4-488-42205-9
(4-488-42205-5) |
税込価格 | 792円 |
頁数・縦 | 244P 15cm |
商品内容
要旨 |
討論会の帰り、初めて立ち寄ったバー“スリーバレー”で、私は夏目漱石の『こころ』に関する女性バーテンダーの疑問点に答える羽目に。文学部教授である私が、まさかこんな場所で講義することになるとは。しかも、途中からやってきた宮田という男が、あろうことか『こころ』を百合小説と断言したことで、議論は白熱し…。文学談義四編で贈る、文庫創刊60周年記念書き下ろし。 |
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おすすめコメント
討論会からの帰り道、ふと立ち寄ったバー〈スリーバレー〉。そこでの女性バーテンダーとの会話から、彼女が日ごろから感じていた夏目漱石の『こころ』に関する疑問点を論議する羽目に。文学部教授である私が、こんな場末のバーで講義することになるとは。しかも、途中からやってきた宮田という男は、あろうことか『こころ』を○×小説と断言したことで議論は白熱し……。さらに太宰治『走れメロス』、宮澤賢治『銀河鉄道の夜』、芥川龍之介『藪の中』のあれやこれやと、“鯨流”文学談義で贈る、文庫創刊60周年書き下ろし最新作。