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ミハスの落日

創元推理文庫 Mぬ1−7

出版社名 東京創元社
出版年月 2016年9月
ISBNコード 978-4-488-42507-4
4-488-42507-0
税込価格 858円
頁数・縦 329P 15cm

商品内容

要旨

スペインはミハスに住まう大富豪に突如呼び寄せられたジュアン。老紳士が語るのはジュアンの亡き母との苦い記憶だった。三十年の月日を隔てて密室殺人の謎が明かされる表題作の他、ジャカルタで発生した連続娼婦殺人事件など、ストーリーテリングの名手が異国を舞台にその土地で生きる人々の悲痛な叫びをすくい取る。衝撃の結末が深い余韻を残す至高のミステリ短編集、全五編。

おすすめコメント

スペインはミハスに住まう大富豪に突如呼びつけれた青年、ジュアン。面識もない老紳士が語るのはジュアンの亡き母との苦い記憶だった。30年越しに明かされる密室殺人の謎を描く表題作のほか、ストックホルムの青年と警察の視点で綴る悲劇的な殺人、疑惑の未亡人を探るサンフランシスコの保険調査員、インドネシアで発生した連続娼婦殺人事件、カイロを訪れたアメリカ人美女の秘密など、ストーリーテリングの名手が、異国を舞台にその土地で生きる人々の悲痛な叫びをすくい取る。あまねく襲う衝撃の結末が深い余韻を残す、至高のミステリ短編集。

著者紹介

貫井 徳郎 (ヌクイ トクロウ)  
1968年東京都生まれ。早稲田大学商学部卒。93年に『慟哭』でデビュー。2010年、『乱反射』で日本推理作家協会賞を、『後悔と真実の色』で山本周五郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)