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海賊島の殺人

創元推理文庫 Mさ7−2

出版社名 東京創元社
出版年月 2018年7月
ISBNコード 978-4-488-43712-1
4-488-43712-5
税込価格 1,056円
頁数・縦 393P 15cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • お宝を手に最後に笑うのは誰だ!この夏最高の海賊×本格ミステリ

    解説によると舞台は十七世紀後半〜十八世紀ごろのこと。イギリスを思わせる王国「海軍」VS 周辺諸国を脅かす「海賊」たちの智力を尽くした戦いを描いた冒険活劇ものです。それだけで心が沸き立つストーリー展開だったのですが、その合間には海賊たちの秘密の島、その中心にある城館にて驚くべき殺人事件が発生!容疑者は限られているのに、第二、第三の殺人が起こります。
    誰が味方かわからない、海軍と海賊たち。それぞれの思惑が交錯して謎はますます深まるばかりです。
    この夏、最高の一大エンタテインメント!大興奮の折り目正しい海賊もの×本格ミステリ。読み終えてからもなかなかその熱がおさまりません!

    (2018年7月25日)

商品内容

要旨

海軍提督バロウズ卿が、“王国”周辺の海域を荒らす海賊連合“南十字星”を率いる謎の男リスターに誘拐された。提督救出の密命を受け、“南十字星”へ潜入したアラン・クリフォード大尉は、海賊たちの拠点の島で殺人事件に遭遇する。リスターに指名されて犯人捜しに乗りだしたアランだが、海賊たちは次々と殺されてゆく。若き大尉は己の剣と推理によって事件を解決できるのか?

おすすめコメント

〈王国〉周辺の海域を荒らし回る海賊連合〈南十字星〉の首魁アルバート・リスターが、海賊退治で勇名を馳せる海軍提督バロウズ卿を誘拐した。その救出命令を受けた若き海軍大尉アラン・クリフォードと大酒飲みの密偵ソープは、海賊に変装して〈南十字星〉への接近を試みる。しかし彼らを待ち受けていたのは、大海賊が遺した幻の財宝捜しと孤島で起きる連続殺人だった。【『北半球の南十字星』改題文庫化】

著者紹介

沢村 浩輔 (サワムラ コウスケ)  
1967年大阪府生まれ。2006年、「『眠り姫』を売る男」で第3回ミステリーズ!新人賞最終候補作に選出される。翌07年、同賞に投じた「夜の床屋」で、第4回ミステリーズ!新人賞を受賞。同作を表題とした短編集で本格的なデビューを果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)