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六花の印

創元推理文庫 Mれ1−1 連城三紀彦傑作集 1

出版社名 東京創元社
出版年月 2018年6月
ISBNコード 978-4-488-49811-5
4-488-49811-6
税込価格 1,650円
頁数・縦 701P 15cm

商品内容

要旨

大胆な仕掛けと巧みに巡らされた伏線、抒情あふれる筆致を融合させて、ふたつとない作家性を確立した名匠・連城三紀彦。三十年以上に亘る作家人生で紡がれた数多の短編群から傑作を選り抜いて全二巻に纏める。第一巻は、幻影城新人賞で華々しい登場から直木賞受賞に至る初期作品十五編を精選。時代を越えて今なお多くの読者を惹き付けて已まない著者の全貌が把握できる傑作集。

おすすめコメント

大胆な仕掛けと叙情あふれる筆致を融合させ、ふたつとない作家性を確立した連城三紀彦。三十年以上に亘る作家人生のなかで紡がれた作品群を選り抜いて全二巻に纏める。第一巻は、デビューから『恋文』の第91回直木賞受賞前後まで、伏線の妙やどんでん返しが冴え渡る名品・佳品を中心に収める。著者の知られざる一面を垣間見せるエッセイも併録して、近年再評価の進む巨匠の全貌が把握できる充実の傑作集。

著者紹介

連城 三紀彦 (レンジョウ ミキヒコ)  
1948年愛知県生まれ。早稲田大学卒。78年「変調二人羽織」で第3回幻影城新人賞を受賞、79年に初の著書『暗色コメディ』を刊行する。81年「戻り川心中」が第34回日本推理作家協会賞を、84年『宵待草夜情』が第5回吉川英治文学新人賞を受賞。同年『恋文』が第91回直木賞を受賞して、恋愛小説の名手として評価を確立する。その後もミステリ的手法を恋愛小説に昇華させた傑作を多数発表。96年『隠れ菊』が第9回柴田錬三郎賞を受賞。2013年没。翌年、第18回日本ミステリー文学大賞特別賞が授けられた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)