• 本

永遠の夏をあとに

創元文芸文庫 LAゆ1−1

出版社名 東京創元社
出版年月 2022年7月
ISBNコード 978-4-488-80304-9
4-488-80304-0
税込価格 858円
頁数・縦 377P 15cm

商品内容

要旨

田舎町に住む小学六年生の拓人は幼い頃に神隠しに遭い、その間の記憶を失っている。そんな彼の前に、弓月小夜子と名乗る年上の少女が現れた。以前、拓人の母と三人で暮らしたことがあるというが、拓人は思いだせない。母の入院のため夏休みを小夜子と過ごすことになるものの、彼女は自分について話さず…。“彩雲国物語”の著者が贈る、少年時代のきらめきと切なさに満ちた傑作。

出版社・メーカーコメント

田舎町に住む小学六年生の拓人は、幼い頃に神隠しに遭い、その間の記憶を失っている。そんな彼の前に、弓月小夜子と名乗る年上の少女が現れた。以前、拓人の母とともに三人で暮らしたことがあるというが、拓人はどうしても思いだせない。母の入院のため、夏休みを小夜子(サヤ)と過ごすことになった拓人。だが、サヤはなぜか自分のことを語ろうとしない。拓人の記憶に時折よぎるのは、降りしきる花びらと、深山で鳴りつづけるバイオリンの音、月が狂ったように輝く海――なぜ俺はサヤを忘れてる? 少年時代のきらめきと切なさを描いた傑作。

著者紹介

雪乃 紗衣 (ユキノ サイ)  
2002年、『彩雲国綺譚』で第1回ビーンズ小説賞の読者賞と奨励賞を受賞。翌年には同作を改題・改稿した『彩雲国物語 はじまりの風は紅く』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)