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たのしみは日常のなかにあり 『独楽吟』にまなぶ心の技法

出版社名 東洋経済新報社
出版年月 2001年3月
ISBNコード 978-4-492-06125-1
4-492-06125-8
税込価格 1,540円
頁数・縦 178P 21cm

商品内容

要旨

幕末、福井の歌人・橘曙覧があらわした『独楽吟』の短歌52首を一挙紹介。シンプルな生活の中から、新鮮な喜びと生きがいを見出す心のあり方を説く。

目次

心の静寂―たのしみは艸のいほりの莚敷きひとりこころを静めをるとき
幸せな眠り―たのしみはすびつのもとにうち倒れゆすり起こすも知らで寝し時
期待の一冊―たのしみは珍しき書人にかり始め一ひらひろげたる時
自分発見の喜び―たのしみは紙をひろげてとる筆の思ひの外に能くかけし時
とらわれと放下―たのしみは百日ひねれど成らぬ歌のふとおもしろく出できぬる時
一家団欒の幸福―たのしみは妻子むつまじくうちつどひ頭ならべて物をくふ時
他人からの評価―たのしみは物をかかせて善き価惜しみげもなく人のくれし時
春秋の日和―たのしみは空暖かにうち晴れし春秋の日に出でありく時
清々しい発見―たのしみは朝おきいでて昨日まで無かりし花の咲ける見る時
「はかなごと」に遊ぶ―たのしみは心にうかぶはかなごと思ひつづけて煙艸すふとき〔ほか〕

著者紹介

武田 鏡村 (タケダ キョウソン)  
1947年新潟県生まれ。作家、日本歴史宗教研究所所長。テレビ、ラジオ、雑誌などでも活躍。主な著書に『良寛・悟りの道』(国書刊行会)、『一休』(新人物往来社)、『虚無僧』(三一書房)、『道元入門』(ぱる出版)、『名禅百話』(PHP文庫)、『親鸞100話』(立風書房)、『越後の親鸞』(恒文社)、『関東の親鸞』(三一書房)、『親鸞』(同前)、『信長伝説の真実』(講談社)、『名将とその師』(PHP研究所)、『図説 山鹿流兵法』(東京経済新報社)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)