開花の人 福原有信の資生堂物語
出版社名 | 東洋経済新報社 |
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出版年月 | 2013年2月 |
ISBNコード |
978-4-492-06188-6
(4-492-06188-6) |
税込価格 | 1,760円 |
頁数・縦 | 306P 20cm |
商品内容
要旨 |
「資生堂」の源流をつくった男―その個性的、野心的、創造的な生涯を描く。 |
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目次 |
第1章 幕末の章(私塾入門 |
出版社 商品紹介 |
世界の資生堂を作った男・福原有信。薬師として実業家として、己の力を存分に発揮した男の人生を描く著者渾身の評伝小説。 |
おすすめコメント
徳川の世が揺らぎはじめた元治元年(1864年)、一人の青年が蘭方医学の私塾で学ぶため、安房国(現在の千葉県)から江戸にやってきた。その青年こそが後の資生堂を創業する福原有信(ふくはらありのぶ)だ。有信は、窮乏する福原家を再興するという使命を帯びて、勉学に励む。当初は医師を目指していたが、ある時、1冊の本と出合う。その本はワートルの『薬性論』。この本が有信の後の人生を大きく変えていくのであった。有信の真摯に学ぶ姿に、多くの人が感化され、そして有信を支えていく。そして当時の日本ではまだ受け入れられなかった「医薬分業」に取り組み、明治5年(1872年)西洋薬舗会社「資生堂」を創業する。これが2012年に創業140周年を迎えた、あの化粧品会社「資生堂」として羽ばたいてゆくのである。本書は数々の苦難を乗り越え、自らの意思を貫いた薬師であり実業家である福原有信の人生を描く著者渾身の評伝小説である。