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中流社会を捨てた国 格差先進国イギリスの教訓

出版社名 東洋経済新報社
出版年月 2009年9月
ISBNコード 978-4-492-22299-7
4-492-22299-5
税込価格 2,200円
頁数・縦 276P 20cm

商品内容

要旨

「機会の平等」をどう実現し、「富の再配分」をどう進めるべきか構造改革の「負の遺産」からの脱却をはかるイギリスの挑戦。平等社会を取りもどす戦いが始まった。

目次

裕福な親の子は、やはり裕福になる
第1部 先頭を走る人々―富裕層の実態(高額所得者の自己認識
法外な役員報酬のからくり
古き良き中流階級のため息)
第2部 最後尾を行く人々―貧困層の実態(あるシングル・マザーの日常
相続されていく貧困
高等教育への遠い道程)
第3部 ここに税金を使いたい(「シュア・スタート」―未就学児の子育てを支援する
ニューアル・グリーン小学校―教育困難校を立て直す
どこまでも面倒見ます―イギリス版ハローワークの実験
「明日の人材」―就職支援の新しい試み)
第4部 税こそ、この国のかたち(慈善事業の限界―気まぐれな善意は役に立たない
税からの遁走―租税回避を許すな
今、おこなうべきこと―一八の提言)

出版社
商品紹介

平等と訣別し、セーフティネットを放棄した社会の先には何が待っているのか…格差先進国イギリスからの警告。

著者紹介

トインビー,ポリー (トインビー,ポリー)   Toynbee,Polly
『ガーディアン』紙の政治・社会担当コメンテイター。ラジオ・テレビなどにも多数出演。かつてBBC放送で社会問題担当部門部長、『インディペンデント』紙や『オブザーバー』紙のコラムニストなどを務める。英国プレス賞、年間優秀コラムニスト賞などを受賞
ウォーカー,デイヴィッド (ウォーカー,デイヴィッド)   Walker,David
『ガーディアン』がパブリック・セクターの管理職を対象に発行する月刊誌『Public』を編集し、『インディペンデント』紙の主任論説委員も務めた。現在はイギリス経済社会学術評議会のメンバーであり、英国最大の社会調査期間、ナショナル・センター・フォー・ソーシャル・リサーチのディレクター
青島 淑子 (アオシマ ヨシコ)  
1986年京都大学文学部卒業。高校教諭、『ニューズウィーク日本版』編集協力等を経て、翻訳家となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)