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「日本型」戦略の変化 経営戦略と人事戦略の補完性から探る

出版社名 東洋経済新報社
出版年月 2015年4月
ISBNコード 978-4-492-26111-8
4-492-26111-7
税込価格 4,400円
頁数・縦 277P 22cm

商品内容

要旨

日本経済・企業に定着した「日本型」戦略は環境変化によってどのように変化しているのか。経営戦略と人事戦略の相互影響関係/外部環境と個別企業の相互影響関係/国際経営比較論・制度組織論・経営戦略論/多国籍企業のグローバル人事戦略の研究フレームワークから、電機・製薬・金融・流通の4産業について、“産業状況”と“企業の戦略(経営戦略・人事戦略)”の進行しつつある変化を分析する。

目次

序章 「日本型」戦略の変化―研究のフレームワーク
第1章 経営戦略論―環境変化に対する企業の適応プロセスの考察
第2章 制度組織論―組織フィールドにおける複雑な変化のメカニズムに迫る
第3章 国際経営比較論―各国の競争優位・劣位を制度補完性から解明
第4章 日本型戦略の特色と変化
第5章 電機産業―本格的に動き始めた「日本型」からの変化
第6章 製薬産業―進む商品・労働市場と人事戦略の変化
第7章 金融産業―多様化の進展とグローバル化への遠い道のり
第8章 流通産業―百貨店・専門店の業態特性と市場環境変化への適応

おすすめコメント

日本経済・企業に定着した「日本型」戦略は環境変化によってどのように変化しているのか 経営戦略と人事戦略の相互影響関係 外部環境と個別企業の相互影響関係 国際経営比較論・制度組織論・経営戦略論 多国籍企業のグローバル人事戦略 の研究フレームワークから、電機・製薬・金融・流通の4産業について、”産業状況”と”戦略変化(経営戦略・人事戦略)”の進行しつつある変化を分析する。グローバル化の進展、急速な技術革新、産業構造の変化など日本企業を取り巻く環境は激しく変化しており、企業には変革が求められている。だが、環境変化に応じて企業が機敏に対応して、変化していくことは難しい。長年、慣れ親しんだ産業内の独特な慣行や組織内ルーティンを変化させることは、至難の業なのである。同時に変化は一様には発生せず、まだら模様に発生するのが通常である。変化のメカニズムは多様であり、複雑である。本研究の目的は、現在進行しつつある日本型経営の変化分析にある。言葉を換えれば日本企業で発生している戦略イノベーションの複雑で多様なメカニズムを分析するものである。

著者紹介

須田 敏子 (スダ トシコ)  
青山学院大学大学院国際マネジメント研究科教授。青山学院大学経営学部卒業。リーズ大学修士課程(MA取得)、バース大学博士課程修了(Ph.D.取得)。日本能率協会マネジメントセンター等で月刊誌『人材教育』編集長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)