
再分配とデモクラシーの政治経済学
出版社名 | 東洋経済新報社 |
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出版年月 | 2006年3月 |
ISBNコード |
978-4-492-31361-9
(4-492-31361-3) |
税込価格 | 3,960円 |
頁数・縦 | 280P 22cm |
商品内容
要旨 |
本書は、イェール大学ジョン・E・ローマー教授による連続講義および講演をもとに、「社会契約と国家」「再分配をめぐる政治経済哲学」についての議論を整理し、発展させようとするものである。第1部は、本書で考察する課題の展望と歴史である。第2部では、社会契約に基づく国家の形成とその役割について、政治学と経済学のそれぞれの観点から考察し分析している。第3部は、現代政治哲学で重要な位置を占めるロールズ、ドゥウォーキンらの再分配をめぐる規範理論、またそれに対するローマーによる経済学からの批判を中心に、再分配の基準に関する経済哲学と政治哲学の論文からなり、それぞれの考え方のどこが違うのかが明らかにされる。第4部では、不平等な所得分配をもたらす原因と、政治的競争が教育政策に与える影響について分析し、デモクラシーは必ずしも平等な所得分配をもたらさないと結論付けている。 |
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目次 |
第1部 展望と歴史(制度・経済発展・分配の政治経済学的アプローチ |
出版社 商品紹介 |
デモクラシーという政治体制によって、国民が望ましいと思う再分配が達成され、不平等が解消されるのか。 |