• 本

教養としてのマクロ経済学

出版社名 東洋経済新報社
出版年月 2015年11月
ISBNコード 978-4-492-31469-2
4-492-31469-5
税込価格 2,200円
頁数・縦 364P 20cm

商品内容

要旨

経済の長期停滞、人口減少、少子高齢化といった日本をとりまく厳しい現実、そして、アベノミクスと呼ばれる政策パッケージから次々に繰り出されるさまざまな政策…これらは経済学の言葉で読み解くと、どんなふうに描けるのだろうか。刻々と変わる経済の状況を、そしてさまざまに繰り出される「政策」がどのような可能性を秘めているのかを、自分のアタマで考えるための、手引きとなる本。

目次

アベノミクスの経済政策
バブル経済の発生と崩壊、そして「失われた二〇年」
金融制度の発展―自由化と危機
異次元緩和策と伝統的金融政策
金融市場の一般均衡分析―トービンの金融理論
金融市場と非対称情報―スティグリッツの金融理論
成長戦略とサプライサイド経済学
成長戦略と企業投資
コーポレート・ガバナンスとM&A
地域経済と中小企業の活性化
グローバリゼーションとアベノミクス

おすすめコメント

経済の長期停滞、人口減少、少子高齢化、・・・・ 日本をとりまく厳しい現実は、経済学の言葉で語るとどんなふうに語れるのだろう。そして、アベノミクスの経済政策は、どのようなリクツで、この厳しい現状から日本を立ち直らせようとしているのだろう。断片的情報でいっぱいになってしまったアタマを、「経済学」という縦糸ですっきり読み解いてみよう。すると、今話題の成長戦略はどこに、どのような経路で効いてくるのか、こないのかが自分で判断できるようになる。成功するか、失敗するか、というようなおおざっぱな議論ではなく、1つ1つの打つ手が、何を目的にしたものなのか、経済学的にはどのように読み解けるのか、を自分で考えるための手引きとなる本。

著者紹介

藪下 史郎 (ヤブシタ シロウ)  
早稲田大学政治経済学術院名誉教授。1943年兵庫県生まれ、1966年東京大学経済学部卒業、1972年イェール大学Ph.D.取得後、東京都立大学(現・首都大学東京)、横浜国立大学を経て、1991年から早稲田大学政治経済学部教授、2014年3月退職。専門は応用マクロ経済学、金融論。イェール大学大学院在籍時にジェームズ・トービン、ジョセフ・E・スティグリッツらに師事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)