• 本

ビジネス現場で役立つ経済を見る眼

出版社名 東洋経済新報社
出版年月 2017年1月
ISBNコード 978-4-492-31494-4
4-492-31494-6
税込価格 1,980円
頁数・縦 311P 20cm

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要旨

「経済学」に対して、数学や数字をふんだんに用いる理論的な学問のイメージを持っている人は少なくないのではないか。あるいは、国家や国際間の動きに関わるものであり、目の前の仕事にはダイレクトに結びつくものではないと考える人もいるだろう。だが、本書では、経済学にはカネやモノ、情報の動きだけでなく、ヒトの感情も大きく関わることを強調。また、ビジネス、企業経営も経済現象の一つであり、どんな仕事をしているにせよ「経済を見る眼」は必要不可欠であるとしている。本書は、その「眼」を養うための、難しい数式を一切使わない経済入門書である。「経済学とは人間の学問である」と主張する著者は、現在一橋大学名誉教授、同大学大学院商学研究科教授、東京理科大学大学院イノベーション研究科教授を歴任した。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2016年2月22日]

商品内容

要旨

経済学とは人間の学問である。本書では、難しい数式は一切出てこない。経済を見る眼を養うためのもっとも素朴なポイントは、人間の行動やその動機、また多くの人間の間の相互作用を考えることである。人間臭い「経済を見る眼」を提示する。経営学の第一人者が書き下ろした、実践的な経済入門書。

目次

第1部 素朴な疑問(毎日同じように働いているのに、なぜ景気は変動してしまうのか
なぜ株価や為替は日替わりで目まぐるしく変わるのか ほか)
第2部 マクロ経済を考える(マクロ経済をどう描くか
日本のマクロ経済はどう動いてきたか、動いてこなかったか ほか)
第3部 市場メカニズムを考える(市場経済のよさの本質
市場競争の二つの機能 ほか)
第4部 日本の産業を考える(日本型市場経済と日本の産業発展
日本の産業構造とその変化 ほか)
第5部 経済を見る眼を養う(人間を見つめ、歴史の流れを考える
全体を眺め、連鎖反応と副次的効果を考える)

おすすめコメント

経営学第一人者が書き下ろした 実践的な経済入門書 本書では、難しい数式は一切出てきません。「経済を見る眼」を養うための入門書です。人間の行動やその動機、また多くの人間の間の相互作用を考えることを重視し、人間臭い「経済を見る眼」を提示しています。著者・伊丹敬之氏は「経済学とは人間の学問である」と述べています。加えて、「経営の営みは一種の経済現象である」とも述べています。「原油安でなぜ景気が悪くなるのか」「なぜ機関投機家が企業に過剰な影響力を持つのか」「生産性が低い『おもてなし』サービス産業は発展するのか」など、ビジネスの現場で遭遇する疑問に答えつつ、実践的な経済の考え方や見方を解説しています。

著者紹介

伊丹 敬之 (イタミ ヒロユキ)  
1945年愛知県豊橋市生まれ。一橋大学商学部卒業。カーネギーメロン大学経営大学院博士課程修了(Ph.D.)。一橋大学大学院商学研究科教授、東京理科大学大学院イノベーション研究科教授を歴任。一橋大学名誉教授。2005年11月紫綬褒章を受章。主な著書に『日本企業の多角化戦略』(共著、日経・経済図書文化賞受賞)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)