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デフレから復活へ 「出口」は近いのか

出版社名 東洋経済新報社
出版年月 2005年11月
ISBNコード 978-4-492-39448-9
4-492-39448-6
税込価格 1,760円
頁数・縦 237P 20cm

商品内容

要旨

本書は、「失われた十年」に焦点を当てて、その分析と処方箋を書く作業をしているが、画期的な貢献を目指すというものではない。本書の目標はもう少し控えめで、一九九〇年以降の日本経済について、最近の学界の分析、政策担当者の実践の中で何がわかったか、学者や政策担当者が考えた、あるいは実践した処方箋にはどのようなものがあるか、ということを、わかりやすく紹介しよう、というものである。

目次

序章 停滞脱出は近いのか
第1章 デフレ脱却の条件(デフレは何をもたらすのか
デフレ脱却は近いのか
福井体制でデフレ脱却は可能か
本格的なデフレ脱却には何が必要か
物価水準目標政策への反対論に答える
「出口」で何をすべきか)
第2章 一九九〇年代の日本経済(スイス一国分が消えた
いかにしてデフレに陥ったのか
経済政策は適切であったか
為替政策はどうあるべきか)
第3章 金融システム安定化に向けて(一九九〇年代に何が起きたのか
残された問題は何か
ナロー・バンク導入のすすめ
公的金融の改革)
第4章 持続的成長に必要な構造改革(財政再建の進め方
年金改革―払い損にならない仕組みを
自由貿易協定(FTA)―乗り遅れる代償は大きい)
終章 日本の経験に学ぶ

出版社
商品紹介

デフレから脱出し、回復を確かなものにするためには何が必要か。日本を代表する経済学者による待望の書き下ろし。

著者紹介

伊藤 隆敏 (イトウ タカトシ)  
1950年生まれ。75年一橋大学経済学研究科修士課程修了。79年ハーバード大学大学院経済研究科博士課程修了(Ph.D.取得)。ミネソタ大学経済学部准教授、一橋大学経済研究所教授、IMF調査局シニア・アドバイザー、大蔵省副財務官等を経て、東京大学大学院経済学研究科(兼)東京大学公共政策大学院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)