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教育と経済発展 途上国における貧困削減に向けて

出版社名 東洋経済新報社
出版年月 2003年10月
ISBNコード 978-4-492-44308-8
4-492-44308-8
税込価格 4,180円
頁数・縦 322P 22cm

商品内容

文学賞情報

2004年 第5回 NIRA大来政策研究賞 一般図書部門(第6回にて終了)受賞

要旨

発展途上国の貧困を削減することは、現在、国際連合や世界銀行など国際社会における援助政策の最終目標に位置づけられている。その中で、貧困削減目標の核心の1つとして基礎教育の普及があげられ、教育に代表される人的資本蓄積に注目が集まっている。本書は、貧困削減の鍵として人的資本の蓄積が果たす役割や、その役割を効率的に実現するために望ましい政策・制度設計について、ミクロ・マクロ両面から理論的・実証的に分析したものである。特に、ミクロ計量経済学のアプローチを貧困削減政策に応用することで、理論的に厳密であるだけでなく、開発途上地域の家計や教育従事者の行動について客観的に分析することが可能となっている。

目次

第1部 教育と経済発展(教育開発の経済学―現状と展望
教育と経済的キャッチアップ―日韓米の長期比較
教育の役割―技能形成の視点から ほか)
第2部 貧困と教育投資(資金制約と教育投資―フィリピン農村の事例
エイズと子供の就学率―ケニア農村の事例
初等教育におけるコミュニティの役割と学校の質―エルサルバドルの事例)
第3部 教育の経済効果(農業・非農業の生産性と教育―パキスタン農村の事例
貧困の動学的変化と教育―パキスタン農村の事例
親の教育と子供の教育・技能形成―タイ製造業の事例 ほか)

出版社
商品紹介

途上国における教育の役割を、ミクロ計量経済学的・マクロ的視点から、理論的・実証的に分析。

著者紹介

大塚 啓二郎 (オオツカ ケイジロウ)  
1979年シカゴ大学経済学部より博士号取得。現在、国際開発高等教育機構主任研究員・政策研究大学院大学教授
黒崎 卓 (クロサキ タカシ)  
1995年スタンフォード大学より博士号取得。現在、一橋大学経済研究所助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)