• 本

コモングッド 共益、公共善、良識 暴走する資本主義社会で倫理を語る

出版社名 東洋経済新報社
出版年月 2024年10月
ISBNコード 978-4-492-44485-6
4-492-44485-8
税込価格 2,090円
頁数・縦 217,23P 20cm

商品内容

要旨

コモングッドについて、いったい何が起きてしまったのか、そしてそれを回復させるために、私たちは何をすべきかという議論を喚起したい。おそらく本書は、互いに異なる見解を持つ人々が、こうしたことについて礼儀正しく討論するための手がかりを提供することとなろう。私の目標は、人々がみんな「コモングッド」に賛同することではない。そうではなくて、コモングッドについて人々が語り、考え、他者の見解に耳を傾けることを、慣習として身につけることを目的としている。それだけでも大きな前進なのである。

目次

第1部 「コモングッド」とは何か(シュクレリ
私たちはどんなコモングッドを共有しているのか
「コモングッド」の起源)
第2部 「コモングッド」に何が起こったか(搾取
三つの構造的崩壊
「コモングッド」の衰退)
第3部 「コモングッド」は取り戻せるか(受託者精神というリーダーシップ
名誉と恥
真実の復活
みんなのための市民教育)

出版社・メーカーコメント

資本主義の暴走を止め、公平な資本主義のルールを取り戻すには、コモングッドが必要だ。今こそ共通の倫理の話をしなければならない

著者紹介

ライシュ,ロバート・B. (ライシュ,ロバートB.)   Reich,Robert B.
1946年、ペンシルバニア州に生まれる。カリフォルニア大学バークレー校ゴールドマン公共政策大学院教授およびブルム開発経済センターのシニア・フェロー。ビル・クリントン政権での労働長官をはじめ3つの政権に仕えたほか、オバマ大統領のアドバイザーも務めた。2017年のNetflixオリジナルドキュメンタリーSaving Capitalism(『資本主義の救済』)および2013年にサンダンス映画祭ドキュメンタリー部門にて審査員特別賞を受賞した映画Inequality for All(『みんなのための資本論』)の共同制作者。市民団体「コモン・コーズ」名誉理事長であり、アメリカ芸術科学アカデミーのフェロー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)