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¥の歴史学 貨幣に秘められた謎を解く

出版社名 東洋経済新報社
出版年月 2001年9月
ISBNコード 978-4-492-46026-9
4-492-46026-8
税込価格 2,420円
頁数・縦 258,12P 20cm

商品内容

要旨

わが国の貨幣の名称として世界的に知られている「円」。明治四年五月の「新貨条例」によって正式に定められたその通貨単位は、実はいろいろな謎をもつ不思議な呼称なのである。新しい貨幣が「円」と定められる前に円と呼ばれていたのはなぜか、円の横文字表記はなぜ「EN」ではなく「YEN」なのか、円を表すマークである「¥」はいつ、どのようにして生まれたか。本書は、そまざまな資料をもとにこれら「円」に秘められた謎を解き明かす、異色の貨幣物語である。

目次

第1章 円と世界システム(金貨事件
世界システム ほか)
第2章 円をめぐる「謎」(円はどのように生まれたか
円はいつ、どこで生まれたか ほか)
第3章 円の履歴書(『官許六合新聞』
円文字の貨幣的発端 ほか)
第4章 £と$の不思議(貨幣名の由来いろいろ
貨幣名のグループ分け ほか)
第5章 円には¥(円はYENか
ケンペル『日本誌』にみる表記 ほか)

おすすめコメント

明治四年五月に定められた通貨単位、わが国の貨幣の名称として世界的に知られている「円」。その「円」誕生の裏話から、円の英文表記「YEN」の謎、貨幣マーク「¥」の発生まで、さまざまな資料をもとに、「円」に秘められた謎を解き明かす、著者会心の、異色の貨幣物語。

著者紹介

三上 隆三 (ミカミ リュウゾウ)  
1926年京都市に生まれる。1948年東京商科大学(現一橋大学)卒業。和歌山大学教授、京都学園大学教授を経て、現在、和歌山大学名誉教授、経済学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)