• 本

日本郵政

出版社名 東洋経済新報社
出版年月 2015年4月
ISBNコード 978-4-492-50269-3
4-492-50269-6
税込価格 1,760円
頁数・縦 225P 19cm

内容詳細

要旨(情報工場提供)

2015年秋、22万人の従業員を抱え、売上高約15兆円の超巨大企業が上場する見込みだ。日本郵政である。同社は2007年10月に日本郵政公社から民営分社化されて誕生。だが同社の株式は国が100%所有し続けていた。それが2015年度には株式売り出し・上場がなされ、本格的な民営化への道を歩むことになる。本書では、そんな日本郵政の特殊性、現状とこれまでの紆余曲折の道のり、民営化で何をめざし、どういう会社になろうとしているのか、等を詳細に分析、論じている。著者は慶應義塾大学商学部教授で、ビジネスブレイクスルー大学客員教授を兼任。郵政行政審議会委員などを歴任し、現在も情報通信審議会など多数の審議会の委員を務めている。

(要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2015年04月22日])

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商品内容

要旨

22万人の超巨大民間企業2015年秋上場!改革論でもない、礼賛でもない、経済学者によるフラットな企業分析。

目次

第1章 誕生、民営郵政(郵政公社へ
郵政公社の経営 ほか)
第2章 創業から民営化へ(前島密のチャレンジ精神
郵便の始まり ほか)
第3章 実力の検証―郵便、郵便局(郵便物の種類と商品
年間に配達される郵便物数 ほか)
第4章 実力の検証―ゆうちょ銀行(ゆうちょ銀行とは
ゆうちょ銀行のライバル ほか)
第5章 実力の検証―かんぽ生命(生命保険が好きな日本人
かんぽ生命ってどんな会社? ほか)
第6章 実力の検証―不動産事業(駅前の一等地
莫大な保有資産の活用 ほか)
第7章 海外の郵政事業(欧州の自由化の波
自由化後の欧州 ほか)
第8章 日本郵政の明日を担うもの―明るい未来を(超巨大企業グループ
郵便・郵便局事業の成長戦略 ほか)
第9章 上場へ(民営化―相次ぐ株式公開
日本郵政株式処分の経緯 ほか)

出版社
商品紹介

マンモス企業日本郵政が持つ2兆円以上の莫大な資産と、ヒト、モノ、カネのネットワークを生かせるか?上場を前に日本郵政を徹底検証。

おすすめコメント

眠れる獅子は動き出すか?マンモス企業である日本郵政が持つ2兆円以上の莫大な資産と、ヒト、モノ、カネのネットワークを生かせるか?――「郵便」事業の始まりから、日本郵政の持つ莫大な資産と潜在成長力の検証まで、甘すぎず、でも辛すぎない分析・提言をしており、2015年秋上場予定の日本郵政の実力をじっくり吟味できる。海外の成功事例・失敗事例も豊富で、分析もわかりやすい。

著者紹介

井手 秀樹 (イデ ヒデキ)  
慶應義塾大学商学部教授。1949年福岡県生まれ。神戸大学大学院経済学研究科修了後、三菱総合研究所等を経て、1996年に慶應義塾大学商学部教授に就任。ビジネスブレイクスルー大学客員教授を兼任。2012年原子力発電環境整備機構(NUMO)理事。2013年より公益事業学会会長。日本経済政策学会常務理事、郵政行政審議会委員などを歴任。現在、情報通信審議会など多数の審議会の委員を務める。1999年郵政大臣賞を授賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)