• 本

サービスイノベーションの海外展開 日本企業の成功事例とその要因分析

出版社名 東洋経済新報社
出版年月 2017年9月
ISBNコード 978-4-492-50294-5
4-492-50294-7
税込価格 3,960円
頁数・縦 238P 21cm

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要旨

日本の産業は製造業が優位にあり、サービス業は他国に遅れを取っていると認識する人が多いのではないか。サービス業全般のイノベーションの不足、生産性の低さがしばしば指摘される。海外進出についても製造業における生産拠点移転などは注目されるが、サービス業についてはそれほど知られていない。しかし、実際には海外で現地の人たちを顧客として成功する企業は少なくない。本書では、そうした海外事業の先進事例として、良品計画、大戸屋、セコム、公文教育研究会というSPA(製造小売業)、飲食業、警備、教育の各分野において国内でも独自のコンセプトで勝負する4社の海外事業を取り上げる。各々の事例を紹介した上で、成功の理由について理論的に分析を加えている。主著者の伊丹敬之氏は現在、国際大学学長、一橋大学名誉教授。共著の3人は東京理科大学大学院イノベーション研究科あるいは一橋大学大学院商学研究科に所属する研究者。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2017年10月11日]

商品内容

要旨

無印良品、大戸屋、セコム、公文…“低生産性”ニッポンのサービス業で、日本発のイノベーションが生まれ、世界でウケた理由。

目次

総論 日本発サービスイノベーションの海外展開
第1部 事例編 先進企業はこうして売っている(良品計画―コンセプト、商品、店舗の一体展開
大戸屋―店内調理の海外展開
セコム―「日本発の仕事観」浸透による成功
公文教育研究会―共感でつながる海外展開)
第2部 論理編 世界にひろげるための成功の鍵(日本発コンセプトのパワーと具現化
社会インフラを超えるビジネスシステム設計
「理念の伝道師」主導の現地経営
相互作用が生まれる「場」の輸出)

おすすめコメント

「おもてなし」に代表される日本流のサービスは海外に展開・定着させるには何が必要か。経営学の第一人者と若手ホープが難題に迫る。

著者紹介

伊丹 敬之 (イタミ ヒロユキ)  
国際大学学長。一橋大学名誉教授。一橋大学商学部卒業、1973年カーネギーメロン大学経営大学院博士課程修了(Ph.D.)。一橋大学商学部助教授、スタンフォード大学客員准教授、一橋大学教授、東京理科大学教授を経て、2017年9月より国際大学学長
高橋 克徳 (タカハシ カツノリ)  
東京理科大学大学院イノベーション研究科教授。株式会社ジェイフィール代表取締役。一橋大学大学院商学研究科修士課程修了、2001年慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士課程単位取得退学。野村総合研究所、ワトソンワイアットを経て、2007年「組織感情とつながり」を機軸とするコンサルティング会社ジェイフィールを共同で設立。2013年より東京理科大学大学院教授を兼務
西野 和美 (ニシノ カズミ)  
一橋大学大学院商学研究科准教授。一橋大学商学部卒業。化学メーカー勤務を経て、一橋大学大学院商学研究科修士課程に進学。2001年一橋大学大学院商学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(商学)。2002年東京理科大学経営学部講師、2004年東京理科大学大学院総合科学技術経営研究科(イノベーション研究科)技術経営専攻講師、2006年同准教授。2017年より現職。専門は経営戦略、技術経営
藤原 雅俊 (フジワラ マサトシ)  
一橋大学大学院商学研究科准教授。一橋大学商学部卒業。2005年一橋大学大学院商学研究科博士後期課程修了(商学)。京都産業大学経営学部専任講師、准教授を経て、2013年より現職
岸本 太一 (キシモト タイチ)  
東京理科大学大学院イノベーション研究科講師。一橋大学商学部卒業。2008年一橋大学大学院商学研究科博士後期課程修了。博士(商学)。一橋大学大学院商学研究科特任講師、東京大学ものづくり経営研究センター特任助教、敬愛大学経済学部准教授を経て、2014年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)