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カオティクス 波乱の時代のマーケティングと経営

出版社名 東洋経済新報社
出版年月 2009年9月
ISBNコード 978-4-492-55653-5
4-492-55653-2
税込価格 1,980円
頁数・縦 272P 20cm

内容詳細

要旨(情報工場提供)

著者が命名した“カオティクス”とは、「リスクから身を守り、不確実性に対処するしくみ」のこと。好況と不況を緩やかに繰り返してきた従来の経済は終わり、乱気流とも言える経済が通常状態(ニューノーマル)といえる時代に入った今、リスク(測定可能)と不確実性(測定不能)を察知するための早期警報と、それらに対応するためのシナリオプランニングのしくみを企業の中に早急にかつ戦略的に組込まなければならない。不況は転換点であり、それまでのトップ企業が乱気流への対応を過って転落し、逆にこれを機会と捉えた企業が急激に業績を伸ばす。不況・乱高下を逆手にとるにはカオティクスというしくみを備え、反応性・強靱性・弾力性の高い組織をつくることであると説く。

(要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2009年11月11日])

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商品内容

要旨

どんな企業であろうとも、リスク(予測可能)と不確実性(予測不能)から逃れられない。リスクと不確実性への備えはあらゆる企業に必要だ。ところが、調べてみると、ほとんどの企業でその備えはなされていない。加えて、9・11のようなテロ、サブプライムショックから始まった世界金融危機、巨大台風や地震などの天変地異…、昨今は波乱が多い。突然、状況が変わってしまうのだ。「乱気流の時代」と呼べるほどで、リスクと不確実性に備える必要性がさらに増している。こうした時代に必要なものはなんだろうか?カオティクスである。カオティクスとは、リスクから身を守り、不確実性に対処するしくみのことだ。カオティクスのフレームワークを示すこと、これが本書のねらいである。

目次

序章 乱気流とカオスに対応する
第1章 ノーマルからニューノーマルへ
第2章 乱気流への対応を間違うと命取り
第3章 カオティクス・マネジメントの全体像
第4章 カオティクスによる戦略的対応
第5章 カオティクス・マーケティング戦略
第6章 「波乱の時代」を逆手にとる

出版社
商品紹介

この波乱の時代を乗り切るにはカオティクス(混乱に備え活かす管理手法)が必要。その全貌を明かす。

著者紹介

コトラー,フィリップ (コトラー,フィリップ)   Kotler,Philip
ノースウエスタン大学ケロッグ経営大学院インターナショナル・マーケティングS・C・ジョンソン・アンド・サン・ディスティンギッシュド・プロフェッサー。「近代マーケティングの父」と目されている。代表的な著書である『マーケティング・マネジメント』は第13版まで出ており、MBA(経営学修士号)取得を目指している人々に世界中でもっともよく読まれているマーケティングのテキストとなっている。IBM、バンク・オブ・アメリカ、GEほか、さまざまな企業の顧問も務めている
キャスリオーネ,ジョン・A. (キャスリオーネ,ジョンA.)   Caslione,John A.
グローバル経済の専門家。現在、世界規模のM&Aのアドバイスを行なう、GCSビジネス・キャピタルの創設者兼社長である。国際経営コンサルタント会社のアンドリュー・ウォード・インターナショナルの創設者兼社長でもあった。これまで経営戦略の実施にかかわったのは、アジア・ヨーロッパ・アフリカ・北アメリカ・南アメリカ・オーストラリアの88カ国に広がっている。現在、顧問を務めている企業の中には、ABB、エクソンモービル、GE、ヒューレット・パッカード、ジョンソン・エンド・ジョンソン、IBM、フィリップスなどがある
齋藤 慎子 (サイトウ ノリコ)  
同志社大学文学部英文学科卒業。広告制作会社、広告代理店を経て、翻訳に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)