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金融政策の政治経済学 下

日本の金融政策と中央銀行制度 原書名:Financial policy and central banking in Japan

出版社名 東洋経済新報社
出版年月 2002年12月
ISBNコード 978-4-492-65312-8
4-492-65312-0
税込価格 3,300円
頁数・縦 198P 22cm
シリーズ名 金融政策の政治経済学

商品内容

要旨

マクロ経済学・金融論の分野で活躍している日米3人のエコノミストによる本書は、日本の金融政策の運営、大蔵省と日本銀行の関係、および政治が金融政策に及ぼす影響などを、幅広い視野から分析したものである。1990年代後半、日本の金融システムは大転換を迎えた。すなわち、1997年末には山一証券、北海道拓殖銀行が破綻し、98年には新日本銀行法が施行された。また1998年には戦後最悪のマイナス成長を記録した。下巻では、このような展開を踏まえて、日本経済の長期停滞とその原因、金融監督政策の問題点、新日本銀行法下における金融政策の運営を中心に議論し、インフレ・ターゲティングの採用を提案している。

目次

第1章 はじめに
第2章 1990年代:空前の経済・金融危機
第3章 新しい金融監督と規制の枠組み
第4章 新しい日本銀行
第5章 インフレ・ターゲティング、流動性の罠、新しい日本銀行
第6章 日本の金融政策と中央銀行の課題

著者紹介

伊藤 隆敏 (イトウ タカトシ)  
1950年生まれ。1979年Ph.D.(ハーバード大学)。現在、東京大学先端科学技術研究センター教授
カーギル,トーマス (カーギル,トーマス)   Cargill,Thomas F.
1942年生まれ。1965年Ph.D.(カリフォルニア大学デーヴィス校)。現在、ネバダ大学レノ校経済学部教授
ハッチソン,マイケル (ハッチソン,マイケル)   Hutchison,Michael M.
1953年生まれ。1983年Ph.D.(オレゴン大学)。現在、カリフォルニア大学サンタ・クルーズ校教授
北村 行伸 (キタムラ ユキノブ)  
1956年生まれ。1981年慶応義塾大学経済学部卒業。1988年オックスフォード大学大学院修了(Ph.D.)。現在、一橋大学経済研究所教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)