• 本

金融市場の勝者 銀行・ファンド・企業、複線化する金融

出版社名 東洋経済新報社
出版年月 2007年2月
ISBNコード 978-4-492-65392-0
4-492-65392-9
税込価格 1,870円
頁数・縦 209P 20cm

商品内容

要旨

前著『銀行の戦略転換』では、新しい銀行のビジネスモデルとして「日本版市場型間接金融」とも呼べる形態が出現しつつあると指摘した。換言すれば、それは銀行機能の解体である。解体され、解放された機能の一部はクレジット市場を生み、今日、ファンド、企業、海外投資家など多様な参加者によって担われ、彼らと銀行が激しく競合している。こうしたなかで、市場の変化の方向と新たな収益戦略を探るのが、本書の狙いである。

目次

第1章 資本の消失と復活(「日本版ニューエコノミー」への動き
「悪の枢軸」に対する意識変化 ほか)
第2章 資金余剰となった企業のニーズ(マネーフローに生じた三つの変化
企業の資金余剰は構造的 ほか)
第3章 金融機関と企業の新たな競合関係(金融と企業のクロスオーバー
企業の多様な金融機能 ほか)
第4章 公的セクター改革は市場をどう変えるか(バブル清算の最終段階にある国債問題
財政改革を受けた公的セクターのB/S調整 ほか)
第5章 「日本版ニューエコノミー」へ向けた市場の進化(ファンド資本主義は悪なのか
新たな事業金融が金融市場を変える ほか)

出版社
商品紹介

進化する金融手段を使いこなして、資産を膨張させずに収益をあげる新しい流れにどう乗るか。金融市場の最先端で何が起きているか。

著者紹介

高田 創 (タカタ ハジメ)  
みずほ証券市場営業グループ市場調査本部統括部長/チーフストラテジスト(日本証券アナリスト協会検定会員)。1982年東京大学経済学部卒。1986年英オックスフォード大学開発経済学修士課程修了。1982年日本興業銀行入行。人事部、市場営業部、審査部、興銀証券投資戦略部等を経て現職。『証券アナリストジャーナル』編集委員、日本不動産金融工学会監事を歴任
柴崎 健 (シバサキ タケシ)  
みずほ証券市場調査部シニアファイナンシャルアナリスト(日本証券アナリスト協会検定会員)。1989年一橋大学経済学部卒。2002年一橋大学大学院国際企業戦略研究科修士課程修了。1989年日本興業銀行入行。営業第一部、札幌支店、興銀証券市場営業グループ第一部、投資戦略部等を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)