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公共貨幣 政府債務をゼロにする「現代版シカゴプラン」

出版社名 東洋経済新報社
出版年月 2015年9月
ISBNコード 978-4-492-65474-3
4-492-65474-7
税込価格 4,180円
頁数・縦 350P 21cm

内容詳細

要旨(情報工場提供)

日本経済は長期停滞から脱し切れたとはいえず、政府債務は1000兆円を超えるとされている。世界を見渡しても、リーマンショック以降、政府債務が膨らみ、財政破綻の危機に陥る国がいくつもある。こうした状況の打開策として本書が提案するのが「公共貨幣システム」への移行だ。1930年代の世界大恐慌への対応としてシカゴ大学の8人の研究者が作成した「シカゴプラン」を現代に継承する「米国貨幣法」の提案をもとに、著者が会計ダイナミックスという分析手法により編み出した日本向けのシステムである。本書では、現状の貨幣システムの問題点を指摘するとともに、それを解決する「公共貨幣システム」と、その源となった諸理論を解説。さらに同システムで拓かれる未来像を描く。著者は元同志社大学大学院教授で、NPO法人日本未来研究センター理事長を務めている。

※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2015年11月18日]

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商品内容

要旨

IMF論文「シカゴプラン再考」で注目される公共貨幣の考え方から新システムの実践方法まで、初の本格的解説書。

目次

第1部 債務貨幣システム(経済学とは何か
お金とは何か
日本銀行は必要か
お金はなぜ無から創られるのか
お金はなぜ支配の手段となるのか
国の借金はなぜ増え続けるのか
債務貨幣システムはデッド・エンドだ)
第2部 公共貨幣システム(シカゴプラン(貨幣改革)とは何か
公共貨幣システムの誕生
国の借金は完済できる
公共貨幣で輝く未来)
第3部 公共貨幣システムへの移行(公共貨幣システムへの移行モデリング
日本国公共貨幣法)
付録A 米国貨幣法(The American Monetary Act)

おすすめコメント

債務貨幣システムから公共貨幣システムへ IMF論文「シカゴプラン再考」で議論沸騰。大恐慌後、幻に終わった公共貨幣制度が遂に実現するか!? 従来の債務貨幣に変わる新システムの考え方から実践方法まで著した初の本格的解説書

著者紹介

山口 薫 (ヤマグチ カオル)  
NPO法人日本未来研究センター理事長(2002年〜)。岐阜大学大学院工学研究科環境エネルギーシステム専攻非常勤講師。経済学博士(Ph.D.カリフォルニア大学バークレー校)。1946年兵庫県淡路島生まれ。関西学院大学経済学部卒。神戸大学大学院博士課程修了。大阪外国語大学(現大阪大学)、カリフォルニア州立大学ヘイワード校、サンフランシスコ大学、ハワイ大学等で教鞭をとり、2004年より同志社大学大学院ビジネス研究科教授、2009年同大学院総合政策科学研究科博士課程教授を兼任(〜2013年3月)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)